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教会旋法(チャーチモード)

<正格旋法>

<変格旋法>


 

1.ドリア
(第1正格旋法)

2.ヒポドリア
(第1変格旋法)


 

3.フリギア
(第2正格旋法)

4.ヒポフリギア
(第2変格旋法)


 

5.リディア
(第3正格旋法)

6.ヒポリディア
(第3変格旋法)

 

7.ミクソリディア
(第4正格旋法)

8.ヒポミクソリディア
(第4変格旋法)


 

〇 終止音 □朗唱音


 

民族音楽において用いられていた「エオリア」と「イオリア」を、
16世紀に教会旋法として理論的に顕在化させた旋法

 

エオリア旋法

ヒポエオリア旋法


 

イオニア旋法

ヒポイオニア旋法


 

〇 終止音 □朗唱音


 

バロック期に純理論的に構築された旋法

 

ロクリア旋法

 

 

 

※「旋法」と「音階」について

 

旋法→音階を形成する一定の音組織[英・仏:mode 羅:modus]

 

音階→音を高さの順に階段的に配列したもの[英:scale 仏:gamme]

 

※「正格旋法」と「変格旋法」について

 

正格旋法と変格旋法は、調が異なるわけではなく終止音に対する声域の違いです。

 

正格旋法→終止音の上方に音域が広がる
変格旋法→終止音の上下に音域が広がる

 

 

第一旋法

<ドリア>

音階(scale)

レ‐ミ‐ファ‐ソ‐ラ‐シ‐ド‐レ

 

DーEーFーGーAーHーCーD

 

全ー半ー全ー全ー全ー半ー全

 

終止音(final) 支配音(cofinal)

※ドイツ音名 シ=H シ=B

解説

「物悲しく異国情緒な雰囲気で民族的な響き」

ニ短調(d moll)レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ドとは、第6音(シか シ)が異なるだけです。つまりニ短調の第6音を半音上げればドリア旋法となり、違いを特徴付ける第6音を「ドリアの6度」といいます。イングランド民謡「グリーンスリーブス」や、サイモン&ガーファンクル「スカボロー・フェア」などでドリア旋法が用いられています。

第二旋法

<ヒポドリア>

音階(scale)

ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ

 

AーHーCーDーEーFーGーA

 

全ー半ー全ー全ー半ー全ー全

解説

第一旋法の変格旋法

第三旋法

<フリギア>

音階(scale)

ミ‐ファ‐ソ‐ラ‐シ‐ド‐レ‐ミ

 

EーFーGーAーHーCーDーE

 

半ー全ー全ー全ー半ー全ー全

解説

「太古をイメージさせる雰囲気を伴う響き」

ホ短調(e moll)ミ-ファ#-ソ-ラ-シ-ド-レとは、第2音(ファ#か ファ)が異なります。第一音と第二音の半音程が特徴的であり、教会旋法の中でも最も現代の長・短音階と異なるといえます。パレストリーナの”Heu mihi,Domine”や、バッハのマタイ受難曲BWV244”Wenn ich einmal soll scheiden”(コラール)などでフリギア旋法が用いられています。

第四旋法

<ヒポフリギア>

音階(scale)

シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ

 

HーCーDーEーFーGーAーH

 

半ー全ー全ー半ー全ー全ー全

解説

第三旋法の変格旋法

第五旋法

<リディア>

音階(scale)

ファ-ソ-ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ

 

FーGーAーHーCーDーEーF

 

全ー全ー全ー半ー全ー全ー半

解説

「流麗で快活さを併せ持つ雰囲気の響き」

特徴としては最初の 4 音がトライトーン(三全音/増4度/減5度)で形成され、IV→I の変格終止を行うと悪魔の増 4 度が出現し不完全音程になることです。教会旋法の中でもリディア旋法のみ。グレゴリオ聖歌そのもにとっては重要な旋法ですが、その後は増 4 度が回避され教会旋法の中では最も早く使用されなくなりました。第4音をシ→シに置き換えて用いられることが多く、その際はへ長調(F dur)ファ-ソ-ラ-シ-ド-レ-ミと同一になり、長調的な性質で長音階(イオニア旋法)との区別がなくなり個性を失うことになりました。ベートーベンの弦楽四重奏曲第 15 番の第 3 楽章でリディア旋法が用いられています。

第六旋法

<ヒポリディア>

音階(scale)

ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ド

 

CーDーEーFーGーAーHーC

 

全ー全ー半ー全ー全ー全ー半

解説

第五旋法の変格旋法

第七旋法

<ミクソリディア>

音階(scale)

ソ-ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ

 

GーAーHーCーDーEーFーG

 

全ー全ー半ー全ー全ー半ー全

解説

「凱歌のように充満で躍動的な響き」

ト長調(G dur)ソ-ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ#とは第7音(ファ#か ファ)が異なります。完全音程の IV, V や長三和音を有するので、長音階の性質がよく表れています。第7音の導音的性質を強めるために臨時記号で半音上げることがあり、リディア旋法と同じように実質的にイオニア旋法と変わらなくなります。そのため固有の性質を強く持つドリア旋法、フリギア旋法に比べて頻度は少ないですが、一部の音楽家の間では用いられています。

第八旋法

<ヒポミクソリディア>

音階(scale)

レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ド-レ

 

DーEーFーGーAーHーCーD

 

全ー半ー全ー全ー全ー半ー全

解説

第七旋法の変格旋法

第九旋法

<エオリア>

音階(scale)

ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ

 

AーHーCーDーEーFーGーA

 

全ー半ー全ー全ー半ー全ー全

解説

第2旋法に対応する旋法で16世紀になり用いられ、現代での短音階そのものであり、16世紀の段階で作曲家が好んで使用していた旋法で今日の短音階の原型です。

第十旋法

<ヒポエオリア>

音階(scale)

ミ-フ-ァソ-ラ-シ-ド-レ-ミ

 

EーFーGーAーHーCーDーE

 

半ー全ー全ー全ー半ー全ー全

解説

第九旋法の変格旋法

第十一旋法

<イオニア>

音階(scale)

ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ド

 

CーDーEーFーGーAーHーC

 

全ー全ー半ー全ー全ー全ー半

解説

第6旋法に対応する旋法で16世紀になり用いられ、現代での長音階そのものであり、16世紀の段階で作曲家が好んで使用していた旋法で今日の長音階の原型です。

第十二旋法

<ヒポイオニア>

音階(scale)

ソ-ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ

 

GーAーHーCーDーEーFーG

 

全ー全ー半ー全ー全ー半ー全

解説

第十一旋法の変格旋法

第十三旋法

<ロクリア>

音階(scale)

シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ

 

HーCーDーEーFーGーAーH

 

半ー全ー全ー半ー全ー全ー全

解説

第4旋法に対応する旋法で、特徴はⅠ→Ⅴが減5度になり不完全音程になっていることであり、教会旋法の中ではロクリア旋法のみです。基本の終止形を作ることが出来ず、実際に使用されることもほとんどなく、あくまで理論的な旋法であるといえます。

第十四旋法

<ヒポロクリア>

音階(scale)

ファ-ソ-ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ

 

FーGーAーHーCーDーEーF

 

全ー全ー全ー半ー全ー全ー半

解説

第十三旋法の変格旋法

  







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