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協奏曲集《四季》から 「春」 第1楽章 Op.8-1

 

 

様々な表情を見せるヴィヴァルディの『四季』は最適な音楽の一つ

 

ヴィヴァルディは、ピエタという修道院の司祭を本業として務めていました。体質が弱く喘息を抱えていたため、司祭の義務が免除されていました。

 

修道院の付属音楽院の孤児の子供たちに音楽や楽器を教えていて、ヴィヴァルディの協奏曲の多くはこの孤児の子供たちのために書かれたとも言われています。

 

ヴィヴァルディはオペラ作曲家としての活動もあり、現在52曲の作品が残されていて、オペラ作曲家としての成功こそが、ヴィヴァルディ自身の本望だったのかも知れません。

 

自作オペラの上演で各地へ出掛けることで、殆ど音楽院にいない時期もありましたが、音楽院にとってヴィヴァルディは、余程に必要な存在だったことが覗えます。

 

ヴィヴァルディに対して1723年7月のピエタ聖会議で、「ピエタのオーケストラのために協奏曲を月に2曲提供すること」「旅行中は楽譜を郵送すること」「リハーサルを3回から4回ほど指導すること」を要求しました。

 

このことでヴィヴァルディは協奏曲の作曲から離れられないことで、結果として後の『四季』を含むヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』などを生み出すことにつながったとも言えます。

 

ヴィヴァルディの協奏曲集『四季』はイタリア・バロック期の音楽で、バロック時代の楽譜は極めて簡素に記されたもので、比較的自由な表現が可能な演奏家のアドリブが許されていた時代なので、演奏ごとに大きな違いが表れます。

 

通奏低音のチェンバロなどでは奏者によって演奏が大きく異なり、ヴァイオリン・ソロも装飾音の付け方など演奏者によって様々です。

 

また指揮者や楽団ごとの音の表現にも個性が表れ、「春」の第1楽章なども冒頭から旋律を繊細に切ってアクセントを表現したりと、演奏家や録音ごとの違いの表現が聴けるのがクラシックならではの醍醐味で、それに慣れ親しんでいく上で『四季』は最適な音楽の一つと言えます。

 

 

 
  







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