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ジュリオ・カッチーニ 【Giulio Caccini】 (1545-1618)

 

 

ジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini, 1545年頃 - 1618年12月10日)は、イタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家。

 

ヤコポ・ペーリと並んでもモノディー様式の代表的な音楽家の一人として知られ、作曲家フランチェスカ・カッチーニとセッティミア・カッチーニは娘。

 

カッチーニの前半生については殆ど知られていませんが、ローマかティヴォリのどちらかで生まれ、フィレンツェの彫刻家ジョヴァンニ・カッチーニ(Giovanni Caccini)と関連があるかも知れないとされています。

 

16世紀末の20年間、カッチーニは歌手、教師、作曲家としての仕事を続け、彼の教師としての影響力は過小評価されているかも知れませんが、何十人もの歌手に新たなスタイルで歌うことを教えています。

 

その教え子の中には、クラウディオ・モンテヴェルディの最初のオペラ「オルフェーオ」の主役として歌ったカストラートのジョヴァンニ・グアルベルト・マリ(Giovanni Gualberto Magli)もいました。

"カッチーニのアヴェ・マリア"

 

実際には1970年頃ソ連の音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73)によって作曲された歌曲で、録音も楽譜も90年代前半まで知られていませんでした。

 

出典が明らかにされず、現在入手出来る出版譜は全て編曲されたもので、歌詞がただ"Ave Maria"を繰り返すだけという内容もバロックの様式とは相容れない。

 

ヴァヴィロフは自作を古典作曲家の名前を借りて発表する事がよくありましたが、自身が共演しているIrene Bogachyovaの1972年の録音では「作曲者不詳」の『アヴェ・マリア』として発表していました。

 

ヴァヴィロフの没後十年を経てCD録音されたMaria Bieshu(1996)や、イネッサ・ガランテのデビュー盤(1994)では作曲者が"D. Caccini"と表記され、ジュリオ・カッチーニの作として広まりました。

 

初期の録音にはBieshuとガランテのほか、スラヴァ(1995)、Lina Mkrtchyan(1990)とソ連のアーティストによる演奏が並び、20世紀末レスリー・ギャレットやスラヴァのCDで一気に知名度が高まり、多くの歌手が録音し映画にも使われました。

 

以上のような事実はCDや楽譜の楽曲解説では言及が無く、現在一般にはカッチーニ作品と誤認されています。

 

  







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