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J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988 から 2. アリア

 

 

 

長大で且つ高度な対位法技術を駆使して作曲された難解曲

 

ゴルトベルク変奏曲は、アリアとその変奏曲からなる2段の手鍵盤のチェンバロのための練習曲で、全4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の第4巻です。

 

1742年に出版され、バッハ自身による表題は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」です。

 

ゴルトベルク(Goldberg)とは、ドイツの音楽家ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756)のことで、バッハが音楽を手ほどきした弟子で当時はまだ14歳の少年でした。

 

ヘルマン・カール・フォン・カイザーリンク伯爵が懇意にしており、伯爵はゴルトベルクをバッハの元へ連れて行き、音楽のレッスンを受けさせていました。

 

ロシア大使としてドレスデンに滞在していたカイザーリンク伯爵は、病気がちなこともあって眠れぬ夜を過ごしていました。ゆったりと眠りにつけるような音楽を、バッハに作ってもらえないか頼んで欲しいとゴルトベルクに伝えました。

 

この依頼を受けて作曲されたとされるのが、「アリアと様々の変奏曲からなるチェンバロのための練習曲」で、弟子のゴルトベルクがこの曲を演奏したという逸話から「ゴルトベルク変奏曲」の俗称で知られています。

 

妻のアンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳に書かれている、32小節から成るアリアを最初と最後に配置し、その間にアリアの32音の低音主題に基づく30の変奏が展開され、全部で32曲となる長大な変奏曲です。

 

長らくチェンバロ曲としてあまり日の目を見ず、20世紀初頭まで演奏されることは少なかったのですが、一気にこの曲を表舞台に引き出したのがカナダのピアニスト グレン・グールドです。

 

グレン・グールドが1956年にリリースしたデビュー盤、ピアノ演奏のレコードは世界的な大ヒットとなり、また1982年の急逝の直前の1981年に行ったこの曲のデジタル再録音も広く知られています。

 

グールドのデビュー盤以来、変奏曲としては長大で且つ高度な対位法技術を駆使して作曲された難解なこの楽曲が脚光を浴び、チェンバロやピアノのみならず、編曲を施してギターや弦楽合奏などの種々の編成、さらにジャズでも演奏されるようになりました。

 

 

 
  







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