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2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 第2楽章

 

 

 

単独でも取り上げられることの多い楽章

 

ニ短調のこの楽曲は、後の古典派・ロマン派時代に確立されたソナタ形式による協奏曲とは、かなり異なった様式・手法によって書かれています。

 

まず、二つの独奏楽器を用いるのはコンチェルト・グロッソに多く見られることで、協奏曲としては珍しいことにあります。

 

モーツァルトは、ヴァイオリンとヴィオラと管弦楽のための作品(K364)を書いていますが、これは協奏交響曲という名で呼びならわされ、分類としては交響曲に入れられています。

 

また、二つの独奏楽器が同じ主題を追奏(カノンまたはストレット)するのは、トリオ・ソナタに多く見られる手法です。

 

さらにバッハの時代の協奏曲の多くは、舞曲風な楽章を持つことが多いのですが、この曲には舞曲は採用されておらず、これらのことからこの楽曲は、協奏曲という形式が確立する過渡期にあたる作品と言えるでしょう。

 

第2楽章では二つのソロ・ヴァイオリンが朗々と歌い、合奏部は完全な伴奏に回り、第2ソロが伸びやかで美しい旋律を弾くと、第1ソロが五度高く受け継ぎます。

 

以後、いつ果てるともなくこの主題をソロが交互に歌い続けることになりますが、それを肉付けする対旋律の美しさは何とも言えないものがあります。

 

 

 
  







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