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カンタータ第140番 4. シオンは物見らが歌うのを聴く BWV.140

 

 

 

シオンの娘の喜びを歌うテノール・コラールの名作

 

「シオンは物見らが歌うのを聴く」は、カンタータ第140番『目覚めよと呼ぶ声あり』の第4曲にあたり、全7曲の中でも特に名高い名曲です。

 

このカンタータ第140番は、「三位一体節後の第27日曜日用の作品」として書かれましたが、三位一体節後の第27日曜日は、暦の関係で復活節が3月26日以前に繰り上がった年にのみ営まれるので、早い年にしか出現しないことがあります。

 

そのため、この日のために創作された第140番は礼拝では希にしか演奏されず、実際バッハが教会に在任中に第27日曜日が現れたのは2回ほどのことでした。

 

三位一体節後の第27日曜日に朗読された、福音書章句(マタイ伝第25章1から13節)は、花婿の到着を待つ乙女のたとえを用いて、神の国の到来への備えを説いています。

 

「結婚式が予定されていて、花嫁と乙女たちは花婿の到着を待っていますが、いつまでたっても到着しないので皆眠ってしまいます。すると、夜も更けた頃に花婿の到着を告げる物見らの「目覚めなさい」という声に起こされます。そこで灯火の油を準備して用意していた5人の乙女は婚礼に参加できましたが、残りの5人の乙女は準備を怠り油を買いに行ったため、式に出席できなかった。」という内容の話です。

 

やがて訪れる神の国の到来に備え、目を覚まして備えよという例えの話で、これを踏まえて真夜中に物見らの声を先導として到着したイエスが、待ちこがれる魂との喜ばしい婚姻へと至る情景を描いたのがニコライのコラールで、このコラールに基づいてバッハが作曲したのがこの『カンタータ第140番』なのです。

 

 

 
  







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