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カンタータ 第146番 1. シンフォニア BWV.146

 

 

カンタータ導入のシンフォニアとして想像を絶する巨大且つ強烈な作品

 

『カンタータ146番』は、1726年~1728年の間に作曲されたと言われていて、200曲に上る教会カンタータのうち、170曲近くの作品が1723年以降のライプツィヒ時代に書かれたとされています。

 

『目覚めよと呼ぶ声あり』のコラール「シオンは物見らが歌うのを聴く」や、「主よ、人の望みの喜びよ」を含むBWV147なども、皆総じて教会カンタータの中の一作品です。

 

『カンタータ146番』は、復活祭後第三の日曜日のためのもので、この日の用に3曲(第12番・第103番・第146番)のカンタータが書き上げられ残されています。

 

『カンタータ146番』の特徴と言えば、冒頭のシンフォニアと第2曲目の合唱に、『チェンバロ協奏曲二短調 BWV1052 』の第1楽章と第2楽章が転用されていることです。

 

また、「苦しみ」と「喜び」はこの曲の重要なモチーフとして、第1曲から第5曲までは「苦しみ」、第6曲のレシタティーヴォでは一転して「苦しみ」が「喜び」に変わる経過を語り、第7曲(二重唱)、第8曲(コラール)では徹底した「喜び」が歌われています。

 

第1曲のシンフォニアの音楽の元は、ヴァイオリン協奏曲だったものをバッハが二短調のチェンバロ協奏曲に書き直し、その木管三声が書き加えられて、この146番のシンフォニアとして登場した経緯があります。

 

元のチェンバロ・パートは、この146番ではオルガンのオブリガートという扱いになっており、チェンバロは通奏低音として参加しています。

 

カンタータの導入のシンフォニアとしては、鮮烈で想像を超える偉大な作品で、190小節に及ぶ長さも曲想も「幾多の困難を乗り越える」というテーマにはぴったりの作品です。

 

 

 
  







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