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《トッカータとフーガ》 ニ短調 BWV565

 

 

印象的な冒頭とシンプルで分かりやすい内容のオルガン曲

 

『トッカータとフーガ ニ短調』は、バッハが21歳の頃に作曲したとされるオルガンの名曲で、数あるバッハのオルガン曲の中でも特に人気の高い作品の一つです。

 

トッカータとは、主に鍵盤楽器による速い走句(パッセージ)や、細かな音形の変化などを伴った即興的な楽曲を言い、技巧的な表現を特徴とします。

 

イタリア語の「toccare(触れる)」に由来していて、オルガンやチェンバロの調律、調子を見るための試し弾きといった意味を持ち、16世紀の中頃に北イタリアで最初期の鍵盤用トッカータが登場しました。

 

「フーガ(遁走曲)」とは、対位法による音楽形式を指し、一つの主題を複数の声部が模倣しながら次々に追いかけて演奏する様式を備える楽曲を言います。

 

『トッカータとフーガ ニ短調』は、強烈な旋律で始まる鮮烈な冒頭が印象的なオルガン曲で、全体的に急速で且つ重厚感を併せ持ちます。

 

この作品には偽作説があり、バッハの自筆譜が現存しないこと、最も古い筆写譜が18世紀後半のものであること、フーガの書法が異例であることなどが根拠として挙げられています。

 

ロルフ・ディートリッヒ・クラウスは、この曲の作者をテューリンゲン地方のオルガニスト、ペーター・ケルナー(1705年-1772年)としています。

 

いずれにしても印象的な冒頭とシンプルで分かりやすい内容であることから、バロック時代の音楽またオルガンの音楽を伝える名曲の一つとして、親しまれていくことには変わりはなく、冒頭の旋律は様々な場面で用いられ続けていくことでしょう。

 

 

 
  







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