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トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1 第3楽章

 

 

古典派を代表するトランペット協奏曲

 

トランペット協奏曲は1796年に作曲された作品で、ハイドンの晩年の作品の一つであり、最後に書かれた協奏曲でもあります。

 

本作品はハイドンの長年に渡る友人である、アントン・ヴァイディンガーのために作曲され、ヴァイディンガーはトランペット奏者で、新たな有鍵トランペットを生み出した発明者でもあります。

 

ハイドンの時代のトランペットは、音程を変えるヴァルヴがないナチュラル・トランペットの時代で、トランペット奏者は唇の形で音に変化をつけ、唇の圧力を変えることで辛うじて自然倍音を出すことができましたが、高音域の自然倍音に音域が集まり、非常に高い音域の旋律を奏でるしかありませんでした。

 

これを改良したのがヴァイディンガーで、1770年代にトランペットに穴を開け、音程調節用のキーを取り付け、フルートのように音孔を穿ち鍵盤を付けることで、半音階も出せる新たなトランペットを生み出しました。

 

ヴァイディンガーはハイドンやフンメルに協奏曲の作曲を依頼し、ハイドンの協奏曲では以前より低い音域の旋律も要求されています。

 

初演は1800年3月、ウィーンのブルク劇場でヴァイディンガーの演奏によって行われましたが、客の入りが悪く共演のソプラノの不調などもあり不評に終わりました。

 

その後1802年のライプチヒ演奏旅行では好評を得て、ヴァイディンガーと新型トランペットは脚光を浴びることになりますが、1830年代に新たなトランペットが登場し、ヴァイディンガーの引退と共にハイドンの協奏曲も忘れ去られていきます。

 

長い年月を経た20世紀に、このトランペット協奏曲はブリュッセルで再発見され、1929年にようやく出版されることになりました。今日ではトランペット奏者の主要なレパートリーとなっています。

 

 

 

 
  







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