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交響曲第1番 ハ長調 Op.21 第1楽章

 

 

ベートーヴェンの意気込みが随所に見られる記念すべき初交響曲

 

「交響曲第1番ハ長調」Op.21は、1800年に完成されたベートーヴェンの第1作目の交響曲で、ピアノソナタ第8番「悲愴」や七重奏曲、6つの弦楽四重奏曲などと共に、ベートーヴェンの初期の代表作として知られています。

 

初演は1800年4月2日ウィーンのブルク劇場にて、ベートーヴェン自身の指揮によって行われ、この作品はゴットフリート・ファン・スヴィーテンに献呈されました。

 

ドイツのボンに生まれたベートーヴェンは、この地でネーフェ等に学んだ後、1792年以後ウィーンに拠点を移し活躍します。ベートーヴェンは父方がオランダ出身のこともあり、彼の中にはオランダ人の血が少し入っています。

 

啓蒙思想、古典古代の文化、宗教的倫理思想などの影響を受けて、古典派様式を深化させた作品を書き残し、作品には「交響曲」「協奏曲」「室内楽曲」「歌劇」「舞台音楽」「歌曲」「宗教音楽」などがあります。

 

ベートーヴェンにとって初めての交響曲となる「交響曲第1番ハ長調」Op.21は、1799年から作曲されベートーヴェンが29歳になった1800年に完成し、彼の記念すべき第1作目の交響曲となりました。

 

ベートーヴェンは当初ピアニストとして生計を立てていたこともあり、初期の作品にはピアノソナタ、ピアノ三重奏曲、ピアノ協奏曲など、主にピアノに関する作品が中心を占めています。

 

一方でこの時期には弦楽四重奏曲、七重奏曲などの作曲も経験しており、これによってベートーヴェンは合奏曲の書き方も学ぶことになり、こうして身に着けてきた作曲技法をもって、満を持して創作されたのが「交響曲第1番」でした。

 

「交響曲第1番」と同じ時期の作品には、ピアノソナタ「月光」やヴァイオリンソナタ「春」などがあります。ベートーヴェンの交響曲の中での第1番と第2番は、ベートーヴェンの初期の作品に含まれ、作曲活動の初期の頃はハイドンやモーツァルトといった、古典派の作曲家の作曲技法を踏襲していた時期でもあります。

 

「第1番」では第3楽章にメヌエットと題しながら実質的にはスケルツォを導入するなど、随所にベートーヴェン独自の意欲的な試みが認められますが、依然ほかの作曲家からの影響色が強く見受けられます。

 

中期・後期の「英雄」「運命」「田園」「第九」といった、大作群と比べると若さゆえの露呈がありますが、古典派の交響曲としての完成度は極めて高く、同世代の他の作曲家による交響曲と比較すれば十分な完成度を示しています。

 

 

 
  







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