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交響曲第7番 イ長調 Op.92 第2楽章

 

 

厳かな美しさを湛えたベートーヴェン屈指の名旋律

 

「交響曲第7番」は、第3番『英雄(エロイカ)』、第5番『運命』、第9番(合唱付)と並ぶ大曲としての完成度を誇り、第6番『田園』を含めた5曲がベートーヴェンの交響曲の中では有名ですが、作品に題名が付されていないこともあり、ファン以外には知名度が低くマイナー視されることも少なくありません。

 

ベートーヴェンの交響曲の中でも中期の特質を最もよく備えた作例の一つで、多くの音楽家が認める通り、この作品は間違いなくベートーヴェンの代表作としての完成度を誇っていると言えます。

 

とはいえ音楽家からの評価は様々で、ワーグナーは各楽章におけるリズム動機の活用を指して、この曲を「舞踏の聖化」と絶賛し、一方ウェーバーは「ベートーヴェンは今や精神病院行きだ」との言葉を残し、ワインガルトナーは「他のいかなる曲よりも精神的疲労を生じさせる」と語っています。

 

「交響曲第3番」以後、形式的拡充と音空間の外に向かっての充溢が見られるところに、ベートーヴェン的中期の特徴を認めることができますが、その意味では「交響曲第7番」は形式的にも音響空間的にも、緻密で壮大な構造をとる中期の一つの傑作であると言えます。

 

第2楽章は、リズムの躍動が目立つ華やかな「第7番」の中で厳かな美しさを湛えた楽章で、ワーグナーの有名な言葉である「舞踏の聖化」とは、この第2楽章のことを指しています。

 

 

 
  







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