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交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」 第1楽章

 

 

魂が奮い立たされるベートーヴェン最後の交響曲

 

「交響曲第9番」Op.125は、ロンドンのフィルハーモニー協会が作曲を依頼し、1824年に完成された9番目の交響曲です。

 

第10番は断片的なスケッチが残されたのみの未完成作品のため、「第9番」がベートーヴェンの最後の交響曲となりました。

 

ベートーヴェン自身は標題を付けていませんが、副題として「合唱」や「合唱付き」が付されることも多く、親しみを込めて「第九」(だいく)とも呼ばれています。

 

なお、「第9番」は「合唱付き」と呼ばれることもありますが、ドイツ語圏では副題は付けずに単に「交響曲第9番」とされることが多いです。

 

「交響曲第7番」から3年程度を経た1815年頃から作曲が開始され、その後1817年にロンドンのフィルハーモニー協会から交響曲の作曲の依頼を受け、これをきっかけに本格的に作曲が開始されたと見られています。

 

古典派以前のあらゆる音楽の集大成とも言えるような総合性を備えると同時に、来るべきロマン派音楽の時代の道標となった記念碑的な大作です。

 

ベートーヴェンの9番目としての交響曲に留まらず、広く西洋音楽全体を代表する作品の一つで、年末の風物詩として演奏されることで広く親しまれています。

 

初演は1824年5月7日、ウィーンのケルントネル門劇場にて、ミヒャエル・ウムラウフの指揮によって行われ、ベートーヴェン自身も立会い、ミサ・ソレムニスの「キリエ」「クレド」「アニュス・ディ」、「献堂式」序曲と共に演奏されました。

 

ベートーヴェンは当時既に聴力を失っていたため、初演ではウムラウフが正指揮者として指揮を行い、ベートーヴェンは各楽章のテンポを指示する役目で指揮台に上がっていました。

 

演奏後の聴衆のアンコールの歓声に、ベートーヴェンは聞こえなかったため気付きませんでしたが、アルトの歌手がベートーヴェンの手を取り客席の聴衆の方に振り向かせると、初めてそれに気づき深々と頭を下げたといいます。

 

第1楽章は、ベートーヴェンのキャリアが詰まった集大成的作品の「第9番」の中で、音楽的に最も深く充実しており、「気高く」「力強く」「美しく」、ベートーヴェンの全作品史上で比類がないインスピレーションを備えた音楽となっています。

 

年末に「第九(だいく)」が歌われるのはなぜ?

 

年末によく流れる「第九」は、戦後まもない1940年代後半頃から頻繁に年末に演奏されるようになったと言われ、年末に演奏が集中する理由の一つとしては、楽団員の「もち代稼ぎ」の狙いがあったようです。

 

「第九」は合唱団も加わって大人数の構成で演奏されますが、その構成員の家族・友人らがそのコンサートに行くことで、ある程度の客数を見込めるという算定のようです。

 

 

 
  







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