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ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13 《悲愴》 第1楽章

 

 

 

“3大ピアノソナタ”とも呼ばれるベートーヴェン初期の傑作

 

「ピアノソナタ第8番 ハ短調」Op.13は、推定1798年から1799年に作曲されたピアノソナタで、ベートーヴェンの創作初期を代表する傑作として知られています。

 

ベートーヴェン自身によって初版出版の際に付けられた"Grande Sonate pathétique"(悲愴な大ソナタ)という名称から、今日では一般に「悲愴」ソナタと呼ばれています。

 

第14番「月光」、第23番「熱情」と合わせて、ベートーヴェンの「3大ピアノソナタ」と称される初期の代表作で、さらに第17番「テンペスト」、第21番「ワルトシュタイン」、第24番「テレーゼ」、第26番「告別」の4曲と合わせて「7大ピアノソナタ」と呼ばれています。

 

1800年前後は、1770年生まれのベートーヴェンが30代に差しかかった頃で、ピアニストとしてウィーンで名実ともに知名度を上げ、作曲家としても創作活動が本格的となり、ベートーヴェンの主軸である交響曲の第1番が作曲された時期です。

 

ベートーヴェンが30代に差しかかった1800年前後に作曲された名曲に、1801年に作曲された第14番「月光」がありますが、この楽曲では当時としては斬新な手法の第1楽章がアダージョで、第3楽章に初めてソナタ形式が置かれています。

 

この時すでにロマン派の兆候が見え隠れしており、古典派とロマン派の中間に位置するベートーヴェンの存在が浮き彫りとなっていて、様々な革新的な試みを成したことから、次のロマン派時代への橋渡し役として多大な功績を残しました。

 

初版楽譜は1799年にウィーンのホフマイスターから出版され、早くからベートーヴェンのパトロンであったカール・アロイス・フォン・リヒノフスキー侯爵に献呈されています。

 

ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、彼のピアノ曲の分野では変奏曲と並んで非常に重要な曲目であり、「32のソナタ」と呼ばれる作品番号付きの独奏用ソナタの他にも、この分野に属する作品があります。

 

ボン時代の習作とも言える3曲の「選帝候ソナタ」と呼ばれる作品、「エレオノーレ・ソナタ」の通称を持つハ長調、ソナチネと称する2曲、それに作品6の四手用の作品がこの分野に属します。

 

中でもベートーヴェンの生前に彼自身の意思で出版された32曲のソナタは、ハンス・フォン・ビューローによって「ピアノ音楽の新約聖書」と称えられたことからも推察できるように、ピアノ音楽史の中で極めて重要な位置を占めているのです。

 

 

 
  







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