オルガン交響曲第5番 ヘ短調 Op.42 No.1 第5楽章 「トッカータ」【ヴィドール】~音楽作品 名曲と代表曲
25歳でサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任
シャルル=マリー・ヴィドールはフランスのオルガン奏者・作曲家です。
父親から音楽の手ほどきを受けると、若くして才能を発揮。若干25歳でサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任しました。この職務は1870年から64年間に渡って続いています。
オルガニストとしてはパリでバッハの紹介に力を入れ、教育者としてもフランクの亡き後、パリ音楽院のオルガン科、及び作曲科の教授を務め上げました。
作曲科としては様々なジャンルの作品を書いたヴィドールですが、今日取り上げられるのはほとんどがオルガン作品です。
中でも10曲のオルガン交響曲が代表作で、終楽章「トッカータ」がヨーロッパの結婚式で親しまれている交響曲第5番が、最も有名なヴィドール作品といえるでしょう。