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クライスレリアーナ Op.16 第1曲 Agitatissimo ニ短調

 

 

 

シューマンの別の側面を示したピアノ曲を代表する作品

 

後の妻となるクララとの恋愛問題で、師でありクララの父親でもあるヴィークとの仲がこじれ、ライプツィヒに居た堪れなくなったシューマンは、1838年に一時ウィーンに移り住みますが、この『クライスレリアーナ』はその少し前に作曲されたものです。

 

初版は1838年の暮れごろにウィーンのハスリンガー社から刊行され、ショパンへの献辞が付いていますが、本当はクララに捧げられたと言われています。

 

1838年4月のクララ宛の手紙で、シューマンは「おお、クララ!私の心には音楽が満ち溢れ、いつもこうしたメロディが聴こえています。どうか聴いてください。この前の手紙のあと、新しい曲集を完成しました。

 

”クライスレリアーナ”と名付けたのです。あなたへの思慕が中心です。あなたにこの曲を捧げます。あなただけに。きっと曲中に、あなた自身の姿を見い出して微笑むことでしょう。」と書いているためです。

 

一曲一曲が情緒的な気分でまとめられた小曲からなる、小品集に優れた感性が見られるシューマンの作品の中でも、『クライスレリアーナ』は代表的な作品と言えます。

 

ドイツ後期ロマン派の文学者で、画家、音楽家としても知られるE・T・A・ホフマンが「音楽新報」に寄稿した際のペン・ネーム「ヨハネス・クライスラー楽長」にヒントを得た、8つの小品によって『クライスレリアーナ』は構成されています。

 

第1曲は”極めて感動的に”と指示された4分の2拍子の楽曲で、三部形式で書かれています。シューマン得意の三連音の中にメロディを埋め込むといった方法をとっています。

 

 

 
  







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