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交響曲 第5番 変ロ長調 D.485 第1楽章

 

 

シューベルトの素直な姿が描かれる古典派を模した最後の交響曲

 

交響曲第5番はシューベルトが19歳の時の作品で、第4番と同じ年の1816年9月に作曲され、10月3日に完成されたと自筆譜に記されています。

 

ベートーヴェンを意識してか、「悲劇的」と自らが楽譜に書き込んだ重厚なハ短調の第4番とは趣きが全く異なる交響曲で、対極をなすような明るく軽やかな作品です。

 

モーツァルトやハイドンなどの古典派の作曲家の作風を思わせるような、心地よい旋律と優美な雰囲気が醸し出される作品で、シューベルトの初期の交響曲の中では最も人気が高く、第4番と共に度々クリスタル王宮で演奏されました。

 

第4番と同様にオットー・ハトヴィッヒが指揮する、私設オーケストラで演奏するために作曲されたと言われていますが、初演の日付などは明らかにされていません。

 

第5番の管弦楽は極めて小編成で、第4番よりも楽器の編成が少なくなっています。クラリネット、トランペット、トロンボーン、ティンパニが省かれ、「トランペット及びドラムを使用せず」と但し書きがされています。ダンデルホーフのためにあえてシンプルにしたとも考えられます。

 

「ダンデルホーフ」とは、シューベルト四重奏団から発展した管弦楽団の名称で、オットー・ハトヴィヒが指揮するこの私設管弦楽団は、ハトヴィヒ家のコンサートでシューベルトの作品を演奏するのが行事で、交響曲第5番はこのような中で生まれた作品の一つです。

 

弦楽四重奏団は、「日曜日午後のシューベルト四重奏団」として有名で、音楽好きの父親を中心とした音楽一家の演奏で、父親がチェロ、二人の兄がバイオリン、シューベルトがビオラを弾いたというシューベルト家の楽団です。

 

また姉も音楽好きだったという音楽好きの家族に囲まれた環境の中で、シューベルトはほぼ独学で音楽的な素養を身に付けていき、18歳にして作品番号1の「魔王」を作曲しています。

 

 

 
  







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