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前奏曲 第4番 ホ短調 Op.28-4

 

 

ショパンの葬儀で演奏されたとされる印象的なプレリュード

 

24の前奏曲(プレリュード)Op.28は、各々が楽想的・技巧的なまとまりを見せる24曲の小品で構成されています。

 

前奏曲(プレリュード)とは、元々他の楽曲と並んでその音楽の開始、あるいは導入的役割を果たしていたものです。

 

16世紀に遡った鍵盤楽曲では、古くはウィリアム・バードやジョン・ブルなどのものが知られ、さらにバロック組曲におけるプレリュード、そしてバッハによく見られるフーガと結びついたものなどが知られています。

 

これらのプレリュードには、それに続く楽曲の調性や楽想、テクニックの面での準備や心など、前に位置する要素が盛り込まれていました。

 

ショパンの場合は、そうしたプレリュードの持っている特性を個々の小品としてまとめ上げ、さらにその個々の作品に調性のバランスなどで、気分のバランスやコントラストを付けながら、24曲を一連のものとして関連付けています。

 

そしてこの24の前奏曲は、ピアノで考えられるすべての音階(12の長音階と12の短音階)によって書かれており、どの調も一つとして重複されていないものです。

 

ショパンは、この24の調を全て利用するというアイデアをJ.S.バッハから得たとされ、ショパンの最初の師であるジヴ二ーはバッハの熱心な讃美者として知られています。

 

ショパンはジヴ二ーからバッハの作品を教わったとされ、その中にはいくつかの平均律曲集も含まれていたことが推測されます。また、ショパンがパリでバッハの平均律クラヴィア曲集を研究していたこともよく知られています。

 

バッハの場合は、24の前奏曲とフーガでハ長調を第一曲に置き、次に同主短調という順で半音ずつ上に調を追って並べています。

 

ショパンの場合はハ長調を第一曲に置き、続いてその平行調のイ短調を据えています。後はハ長調の五度上のト長調、そしてホ短調といったように五度圏を追いながら全24の調を並べています。

 

24の前奏曲には各曲をイメージした見出し的な表題が付けられており、これはショパン自身によるものではなく、19世紀の大指揮者ビューローと20世紀の名ピアニストのコルトーによるもので、第15番の「雨だれ」はビューローによるもので広く認知されています。

 

ショパンの作品には「別れの曲」「革命」「子犬のワルツ」など、色々な表題が付けられていますが、どれもショパンによるものではなく、その殆どが後年になり他者によって付与されたもので、ショパン自身は楽曲のイメージが固定されるのが嫌で避けていました。

 

この前奏曲第4番には、「死・窒息」(ビューロー)、「墓の傍で」(コルトー)の表題が付けられ、この曲はショパンの葬儀の際にオルガンによって演奏されたと言われています。

 

 

 
  







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