バレエ音楽《くるみ割り人形》から 第14曲 パ・ド・ドゥ【チャイコフスキー】~音楽作品 名曲と代表曲
不朽の名作♪旋律美豊かなアダージュ
バレエ組曲「くるみ割り人形」作品71aは、チャイコフスキー自身が演奏会用組曲として、バレエ音楽から8曲を抜き出したものです。
この作品71aでは「花のワルツ」は第8曲にあたりますが、本来のバレエ音楽では第2幕の第13曲として登場します。
第2幕後半で、この第13曲「花のワルツ」の後に演じられる舞台の見せ場が「パ・ド・ドゥ」です。
「パ・ド・ドゥ」は、《くるみ割り人形》の第2幕の第14曲にあたる作品で、4曲のセットになっています。
- 【アダージュ】
- ヴァリアシオン I (Var. I)[タランテラ]
- ヴァリアシオン II ドラジェ(日本では金平糖)の精の踊り
- コーダ (Coda)
チャイコフスキーが組曲として選んだ8曲は、そのどれもが親しみやすくて名曲揃いですが、選ばれなかった中にも不朽の名作として、パ・ド・ドゥが華やかなバレエ音楽の中で少し切ない側面を覗かせています。