スティーブン・フォスター 【Stephen Collins Foster】 (1826-1864)
スティーブン・コリンズ・フォスター(Stephen Collins Foster、1826年7月4日 - 1864年1月13日)は、ヘンリ・クレイ・ワークと並んで19世紀半ばのアメリカ合衆国を代表する歌曲作曲家。「アメリカ音楽の父」とも称されます。
20年間に約200曲を作曲し、その内訳は135曲のパーラーソングと28曲のミンストレル歌曲で、多くはメロディの親しみやすい『黒人歌』『農園歌』『ラブソング』『郷愁歌』です。
幼児期より並ならぬ音楽的才能を見せ、7歳からは横笛、9歳からはギターを独学で習得し、後にはクラリネットも修め、1841年の15歳の時にはアゼンス・アカデミー卒業式の際に、自作の「ティオガ円舞曲」をアテネ・アカデミーの教会でフルートで奏しました。
シンシナティ在住中に、当時独立戦争後の新大陸で流行した黒人霊歌風である最初のヒット曲「おおスザンナ」を発表し、これは1848年~1849年のカリフォルニアのゴールド・ラッシュの賛歌となりました。