音楽用語 【ツ】
音楽用語 |
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ツイスト |
外国語表記 |
〔米:twist〕 |
解説 |
1950年代後半から流行した踊り。初期のロックン・ロールに合わせて体をくねらせて踊ります。 |
音楽用語 |
ツィター |
外国語表記 |
〔独:Zither〕 〔英:zither〕 |
解説 |
ドイツ、オーストリア、スイスで用いられる撥弦楽器。長さ60~70cmで幅25cmくらいの共鳴胴を持つ箱形の楽器で、膝の上または台の上に乗せて演奏します。箱胴の上に25本から30本の弦が張られ、その横に並行してフレットの上に5,6本の金属の弦が張られています。ヨハン・シュトラウスⅡ世『ウィーンの森の物語』や映画『第三の男』で使用されています。 |
音楽用語 |
ツィンバロン |
外国語表記 |
〔ハンガリー:cimbalom〕 〔英:zim-balon, dalcimer〕 〔独:Hackbrett, Schlag-zither〕 〔仏:tympanon〕 〔伊:salterio tedes-co〕 |
解説 |
中近東起源の打弦楽器。長方形の箱に張られた弦を小さなハンマーで叩いて演奏します。ヨーロッパやアメリカ南部に広く分布しますが、特にハンガリーやルーマニアのジプシーの間で使われるものが知られています。→ダルシマー |
音楽用語 |
通作歌曲 |
外国語表記 |
〔独:durchkomponiertes Lied〕 〔英:through-composed song〕 |
解説 |
詩の各節ごとに異なった新しい旋律が付けられる歌曲のこと。各節間で内容が発展していくような、劇的または物語風な詩が選ばれています。シューベルトの『魔王』など。 |
音楽用語 |
通奏低音 |
外国語表記 |
〔英:thorough-bass, figured bass〕 〔独:Generalbass, bezifferter Bass〕 〔伊:basso continuo〕 〔仏:basse continue, basse chif-fre〕 |
解説 |
バロック時代(1600~1750年頃)にヨーロッパで盛んに行なわれた記譜法、演奏法で和声音楽を前提としています。鍵盤楽器奏者が記された低音とその下に書かれた数字を手がかりに、和音を補いながら伴奏声部を完成させる方法および低音声部を指します。独奏パートが休んでも低音は楽曲を一貫して奏されることから通奏低音の名が与えられました。 |
音楽用語 |
鼓 |
読み方 |
〔つづみ〕 |
解説 |
日本の打楽器の一つ。塑や能楽などに用いられ、胴の中央が砂時計のようにくびれているのが特徴。 |
音楽用語 |
椿姫(ラ・トラヴィアータ) |
外国語表記 |
〔伊:La Traviata〕 |
解説 |
1853年初演で全3幕。19世紀中頃のパリとその郊外が舞台で、デュマ(三銃士で有名なデュマ・フィスの息子)の小説に基づくピアーヴェのイタリア語の台本による作品。パリ社交界の女王ヴィオレッタが恋の喜びと悲しみに身を託し、やがて病に倒れる悲劇。パリ社交界の紳士淑女を通して、「真実の恋とは何か」「男と女の本質は何か」を描いている作品。前奏曲、『乾杯の歌』が有名。 |
音楽用語 |
ツー・ファイブ |
外国語表記 |
〔米:two five〕 |
解説 |
Ⅱ-Ⅴの和音進行のこと。根音の4度上行(5度下行)という強進行を意味し、Ⅱ-Ⅴ以外の連結でも、根音の4度上行の形を持つものは拡大してこのように呼びます。 |
音楽用語 |
ツー・フィンガー奏法 |
外国語表記 |
〔米:two finger playing, two finger picking〕 |
解説 |
①エレクトリック・べースの最もオーソドックスな奏法。親指をフィンガー・レストなどに置いて安定させ、人指し指と中指で弾きます。 ②ツー・フィンガー・ピッキングと言う場合は、主にフォーク・ギターのピッキング奏法を指し、親指と人指し指を交互あるいは同時に用いる指使いとなります。 |