音楽用語 【フ】
音楽用語 |
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ファード |
外国語表記 |
〔ポルトガル:fado〕 |
解説 |
ポルトガル民謡。語りの要素が多く、ギターと複数の打楽器の伴奏で運命的な内容を歌い上げます。 |
音楽用語 |
ファルセット |
外国語表記 |
〔伊:falsetto〕 〔独:Falsett, Fistel〕 〔仏:fausset〕 |
解説 |
裏声。スイスのヨーデルやカントリー、ハワイアンなどでは、歌唱法の重要なテクニックの一つになっています。 |
音楽用語 |
ファゴット |
外国語表記 |
〔伊:fagotto〕 〔英:bassoon〕 〔独:Fagott〕 〔仏:basson〕 |
解説 |
円すい形ダブル・リードの低音木管楽器で、「バスーン(英:bassoon)」ともいいます。「fagotto」は元来「束」を意味するイタリア語。管の全長は約2.6mあり、2つに折り曲げられた長さは1.4m。楽器は5つの部分からなり、ドイツ式とフランス式があります。3オクターヴ半の広い音域を持ち、スタッカートと幅広い跳躍に特に優れています。プロコフィエフ『ピーターと狼』のおじいさん役として使われています。→バスーン |
音楽用語 |
ファンキー |
外国語表記 |
〔米:funky〕 |
解説 |
「黒人の体臭」という意味の俗語。ジャズやロックでの黒人独特のリズム感覚やノリを指します。 |
音楽用語 |
ファンキー・ジャズ |
外国語表記 |
〔米:funky jazz〕 |
解説 |
→ハード・バップ |
音楽用語 |
ファンタジー |
外国語表記 |
〔英:fantasy〕 |
解説 |
→幻想曲 |
音楽用語 |
ファンダンゴ |
外国語表記 |
〔西:fandango〕 |
解説 |
スペイン南部、アンダルシア地方の民謡および舞曲でフラメンコの一種。やや速い3拍子でギターとカスタネットで伴奏されます。 |
音楽用語 |
ファンファーレ |
外国語表記 |
〔英・仏:fanfare〕 〔独:Fanfare〕 〔伊:fanfara〕 |
解説 |
儀式、祭典、イベント等で金管楽器などで演奏される勇壮・華麗な音楽。本来は3和音だけで奏しドミナントで終止するという規則がありましたが、現在では自由に作られます。 |
音楽用語 |
フィガロの結婚 |
外国語表記 |
〔伊:Le nozze di Figaro〕 |
解説 |
1786年初演。全4幕。ボーマルシェの喜劇でダ・ポンテのイタリア語台本による作品。舞台はセビリア近郊の伯爵邸。序曲、アリア『もう飛ぶまいぞこの蝶々』『恋とはどんなものかしら』などが有名。台本は「セビリアの理髪師」の後日譚。 |
音楽用語 |
フィーチャー |
外国語表記 |
〔英:feature〕 |
解説 |
演奏、コンサート、レコードなどで主役となるプレイヤーを設定すること。通常はソロ・プレイヤーでフィーチャーされますが、アンサンブルでフィーチャーされることもあります。 |
音楽用語 |
フィデリオ |
外国語表記 |
〔独:Fidelio〕 |
解説 |
1805年初演の全2幕でベートーヴェン唯一のオペラ。ブーイの戯曲に基づくゾンライトナーとトライチュケのドイツ語台本による作品。舞台は18世紀中頃のスペインのセリビア近辺にある国立監獄の中。監獄に捕らえられた夫フロレスタンを、男装して救い出した妻レオノーレ(フィデリオ)の物語。度々改訂されましたが1814年に最終稿が完成されました。 |
音楽用語 |
フィードバック |
外国語表記 |
〔英:feedback〕 |
解説 |
出力の一部を再び元の回路に戻す(入力する)ことにより、ある種の連続音を作る現象およびその装置を指します。日常会話で増幅または反復の意味で使用する場合もあります。 |
音楽用語 |
フィードバック奏法 |
外国語表記 |
〔英:feedback playing〕 |
解説 |
エレクトリック・ギターの特殊奏法。ギターとギター・アンプの間で起こるフィード・バック現象を利用して長い持続を得る奏法。 |
音楽用語 |
フィラデルフィア・サウンド |
外国語表記 |
〔米:Philadelphia sound〕 |
解説 |
1970年代にアメリカ、フィラデルフィアを中心に流行したソウル、ディスコ・ミュージック。重厚なリズムと華麗なストリング・サウンドに特徴があります。 |
音楽用語 |
フィル・イン |
外国語表記 |
〔米:fill in〕 |
解説 |
メロディ・ラインの空白部や延長部(デッド・スポット)を装飾するバックグラウンドの即興的プレイのこと。俗にオカズといいます。 |
音楽用語 |
フィンガー・ボード |
外国語表記 |
〔英:finger board〕 〔独:Griffbrett〕 〔仏:touche〕 〔伊:tastiera〕 |
解説 |
弦楽器の棹(ネック)で弦が張られている面の細長い板(指板)。ギターのようにフレットのあるものと、ヴァイオリンのようにフレットのないものがあります。 |
音楽用語 |
フィンガリング |
外国語表記 |
〔英:fingering〕 〔独:Finger-satz, Applikatur〕 〔仏:doigté〕 〔伊:diteg-giatura, digitazione〕 |
解説 |
鍵盤楽器、弦楽器、木管楽器を演奏する時の指使いのこと(運指)。 |
音楽用語 |
フェイク |
外国語表記 |
〔米:fake〕 |
解説 |
メロディを記譜通り(ストレート)に演奏するのではなく、装飾的変化を付けたりして崩して演奏すること。 |
音楽用語 |
フェイド・アウト |
外国語表記 |
〔英:fade out〕 |
解説 |
音量を徐々に下げて音を消すこと。 |
音楽用語 |
フェイド・イン |
外国語表記 |
〔英:fade in〕 |
解説 |
音量を徐々に上げ必要なレベルにまで達すること。 |
音楽用語 |
フェルマータ |
外国語表記 |
〔伊:fermata〕 |
解説 |
①臨時に拍の進行を停止させ、音や休符を延長する記号。 ②終止記号として楽曲の終りを示し、複縦線上などに置かれます。 ③コラールで歌詞の段落を示すもの。 |
音楽用語 |
フォーキー |
解説 |
フォーク系、フォーク・ロック系の音楽ジャンル。また「フォーク的な」という意味もあります。 |
音楽用語 |
フォーク・ソング |
外国語表記 |
〔米:folk song〕 |
解説 |
本来は民謡の意味ですが、通常は1960年代にアメリカの白人ミュージシャンによって作り出されたモダン・フォークを指します。アコースティック・ギターの伴奏によるポップスで世界的な影響を与え、特に日本のシンガー・ソングライターを生み出す原動力となりました。 |
音楽用語 |
フォーク・ロック |
外国語表記 |
〔米:folk rock〕 |
解説 |
モダン・フォークのミュージシャンがエレクトリック・ギターに持ち替え、べース、ドラムスを加えたロック編成で活動したもの。 |
音楽用語 |
フォリア |
外国語表記 |
〔伊:folia, follia〕 〔仏:folie, folies d’Espagne〕 〔西:folía〕 |
解説 |
16世紀初頭にスペインで生まれた舞曲。スペイン語のfolía(短気)に相応しいタンブリンの伴奏による荒々しさがありましたが、17世紀には軽快な3拍子の舞曲となりました。スペインのエスコリアル修道院には『ファリネリのグラウンド』と呼ばれるフォリアの旋律が遺されていますが、その旋律は持続的変奏の主題として多くの作曲家に用いられ、この旋律自体と共に変奏もフォリアと称されるようになりました。旋律だけの例はJ.S.バッハの『農民カンタータ』、変奏形式の例はコレッリの『フォリア』に見られます。 |
音楽用語 |
フォルクローレ |
外国語表記 |
〔西・英:folklore〕 |
解説 |
「民間伝承」の意味。特に南米アンデス地方(ペルー、ボリビアなど)やアルゼンチンの民謡の総称。『コンドルは飛んでいく』『花祭り』などが有名。 |
音楽用語 |
フォルラーナ |
外国語表記 |
〔伊:forlana〕 〔仏:forlane〕 |
解説 |
フルラーナ(furlana)とも言い、北イタリアに起源を持つ舞曲。16世紀には偶数拍子で少し荘重なパッサメッゾ(passamezzo)と同じような性格をもっていましたが、バロック時代には4分の6拍子、8分の6拍子の付点リズムのジグに似た陽気な舞曲となりました。カンプラのバレーの他、J.S..バッハの『管弦楽組曲第1番 ハ長調』BWV1066にも含まれています。 |
音楽用語 |
フーガ |
外国語表記 |
〔伊:fuga〕 〔仏・英:fugue〕 〔独:Fuge〕 |
解説 |
一つの主題が一定の調関係を保ち各声部で反復提示される対位法による楽曲形式。フーガの旋律の要素は主唱、答唱、対唱で、主唱は主題であり答唱は主唱の5度上に移調されたものです。対唱は主唱および答唱に対して作られる対声部であり副主題でもあります。 |
音楽用語 |
不完全小節 |
外国語表記 |
〔英:incomplete bar〕 |
解説 |
拍子の持つ拍数を満たしていない小節。アウフタクトで始まる曲の最初と最後の小節に見られます。 |
音楽用語 |
ブギウギ |
外国語表記 |
〔英:boogie woogie〕 |
解説 |
ピアノによるブルース演奏のスタイル。1920年代にシカゴの黒人ピアニストにより広まります。1小節8音のベース・パターンを持ちます。演奏家にジミー・ヤンシー、アルバート・アモンズなど。 |
音楽用語 |
不協和音 |
外国語表記 |
〔英・仏:dissonance〕 |
解説 |
不協和音程やそれを含む和音(不協和和音→長三和音や短三和音以外の三和音・四和音)を指しますが、聴者の主観によって左右されます。 |
音楽用語 |
複合三部形式 |
外国語表記 |
〔英:compound ternary form〕 〔独:zusammengesetzte dreiteilige Form〕 |
解説 |
三部形式の各部分が一つではなく数個の大楽節でできている形式。メヌエットやスケルツォ、行進曲、ソナタの緩徐楽章などに用いられます。 |
音楽用語 |
複合二部形式 |
外国語表記 |
〔英:compound binary form〕 〔独:zusammengesetzte zweiteilige Form〕 |
解説 |
二部形式の各部分が一つではなく数個の大楽節でできている形式。ソナタの緩徐楽章などに用いられますが、この形式の複雑化したものは展開部を欠くソナタ形式とみなされることもあります。 |
音楽用語 |
副三和音 |
外国語表記 |
〔英:secondary triads〕 |
解説 |
主要三和音(Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ)以外の全ての三和音のこと。主要三和音の代理として使われるものがあります。 |
音楽用語 |
複縦線 |
外国語表記 |
〔英:double bar〕 |
解説 |
ダブルバー。譜表に垂直に引かれた同じ太さの2本線のこと。拍子・調が変わる時や楽曲の段落などに用いられます。2本線のうち右側を太くしたものは、終止線といい楽曲の終止に用います。 |
音楽用語 |
舞踏組曲 |
外国語表記 |
〔英:dance suite〕 |
解説 |
管弦楽のために作られた舞踏曲。また舞踏曲風の曲を複数集めて組曲の形にしたもので、実際の舞踏は伴わない。バルトークの作品が代表的です。 |
音楽用語 |
舟歌 |
読み方 |
〔ふなうた〕 |
解説 |
→バルカロール |
音楽用語 |
ブフォン論争 |
外国語表記 |
〔仏:Querelle des Bouffons〕 |
解説 |
1752年~1754年にかけてパリで起こった、フランス音楽とイタリア音楽の優劣論争。フランスのリュリのオペラとその幕間劇だったイタリアのオペラ・ブッファ、ぺルゴレージ『奥様になった女中』の優劣論争がきっかけとなりました。最終的にイタリアのオペラ一座の強制退去で決着しますが、その後オペラ・ブッファをきっかけに1750年代後半にフランスにも本格的なオペラ・コミックが生まれ、フランス古典音楽は衰退の一途を辿りました。 |
音楽用語 |
フモレスケ |
解説 |
→ユモレスク |
音楽用語 |
フュージョン・ミュージック |
外国語表記 |
〔米:fusion music〕 |
解説 |
「融合した音楽」の意味で、ロックの要素を入れた都会的なジャズ。ジャンルに捉われず他の要素も積極的に取り込もうとした音楽スタイルで、1970年代に流行しました。→クロスオーバー |
音楽用語 |
フラストレーション |
外国語表記 |
〔英:frustration〕 |
解説 |
何かしらの障害によって適応を阻止され、緊張や欲求の解消に至らない欲求不満の状態をフラストレーションといいます。このフラストレーションに耐えうる力をフラストレーション耐性といいます。 |
音楽用語 |
ブラック・コンテンポラリー |
外国語表記 |
〔米:black contem-porary〕 |
解説 |
ジャズ、リズム・アンド・ブルースを心地よい形にした新感覚の黒人音楽。フュージョン、ディスコなどの要素と重なります。 |
音楽用語 |
フラット・チューニング |
外国語表記 |
〔米:flat tuning〕 |
解説 |
ギターやべースで通常のチューニング(調弦)より半音下げたチューニング法。 |
音楽用語 |
プラトー |
外国語表記 |
〔仏:plateau〕 |
解説 |
一般的に学習を重ねていくと、学習の合間の過程で進歩が停滞する現象が見られます。これをプラトーまたは高原現象といい、ヴィンセントの学習曲線でちょうど山の中腹の台地・高原のように平らな曲線になることから、このように呼ばれています。 |
音楽用語 |
フラメンコ |
外国語表記 |
〔西:flamenco〕 |
解説 |
スペイン南部、アンダルシア地方のジプシー系の舞曲。ギター、カスタネットで伴奏され、靴のかかとでリズムをとり掛け声や手拍子が入ります。 |
音楽用語 |
フラワー・ムーヴメント |
解説 |
1960年代に起きたアメリカ西海岸を中心とした社会現象。ベトナム戦争反対を唱える若者達が、「ラブ&ピース」を合言葉に繰り広げました。 |
音楽用語 |
フランス風序曲 |
外国語表記 |
〔英:French overture〕 〔独:fran-zösische Ouvertüre〕 |
解説 |
バロック時代、ルイ14世の宮廷で上演されたJ.-B.リュリのバレー、オペラ ・バレーに含まれる緩ー急の2部分から成る序曲(導入的役割を持つ器楽曲)。付点リズムの荘重な導入部とカンツォーナ風の短い主題が模倣的に展開されるアレグロ部分の組み合わせで、最後に導入部に戻ったりコーダが付くことがあります。この序曲はオペラばかりではなく、カンタータや組曲の序曲としても使われました。 |
音楽用語 |
フランス6人組 |
外国語表記 |
〔仏:Groupe des Six, Les Six〕 |
解説 |
1918年頃からミヨー、オネゲルを中心にプーランク、デュレ、オーリック、タイユフェールの6人の若手フランス作曲家によって作られたグループ。ロマン主義、印象主義に対する反動として、E.サティの冷たく鋭い風刺や単純さに傾倒し、詩人ジャン・コクトーを代弁者としました。6人組の名は音楽批評家H.コレがロシア5人組にならって付けましたが、5人組同様に彼らの書法や作風は各々大きく異なっていました。 |
音楽用語 |
フランドル楽派 |
外国語表記 |
〔英:Flemish school〕 |
解説 |
1450~1600年頃のルネッサンス盛期にヨーロッパ各地で活躍した楽派。ベルギー、北フランスにあたるフランドル地方出身の音楽家が多く、作曲家ではジョスカン・デ・プレやオルランド・ディ・ラッソなどがよく知られます。ミサ曲、モテットなど声楽による多声部楽曲が多いです。 |
音楽用語 |
フリー・ジャズ |
外国語表記 |
〔英:free jazz〕 |
解説 |
1950年代末から1960年代にかけて興った前衛的なジャズの総称。コード進行に捉われない無調性で、ビートも無くしたまさに自由な即興演奏を獲得しました。演奏家にオーネット・コールマン(アルト・サクソフォーン奏者)、セシル・テイラー(ピアノ奏者)など。 |
音楽用語 |
ブリティッシュ・ロック |
外国語表記 |
〔英:British rock〕 |
解説 |
アメリカの音楽であるロックをイギリス風に仕上げたロック。 |
音楽用語 |
フリューゲルホルン |
外国語表記 |
〔独:Flügelhorn〕 |
解説 |
高音金管楽器でピストン式変ロ調の移調楽器。サクスホルン属のビューグル、サクソルン・コントラルトともいいます。トランペットに似た形状で柔らかい音色を持っています。 |
音楽用語 |
ブルーグラス |
外国語表記 |
〔米:bluegrass〕 |
解説 |
1940年代末に発生した初期のカントリー・ミュージック。ギターやバンジョーがリードを取り、べース、ヴァイオリンなどが加わります。素朴な形式、精神が歌や演奏に反映されています。 |
音楽用語 |
ブルゴーニュ楽派 |
外国語表記 |
〔英:Burgundian school〕 |
解説 |
アルス・ノヴァの後、15世紀にブルゴーニュ公国を中心に活動した音楽家の総称。デュファイ、バンショワなどが代表的作曲家です。ミサ曲やモテットの他、ポリフォニックなシャンソンなど世俗音楽も盛んで、女性的優美さや感傷的なスタイルのものが多く、男声の高音域の頻繁な使用も特徴です。フランドル楽派へとつながっていきました。 |
音楽用語 |
ブルース |
外国語表記 |
〔米:blues〕 |
解説 |
アメリカ黒人の独特の歌および詩の形式。19世紀後半から20世紀に形成され、奴隷時代の抑圧をアフリカの旋法を用いて歌ったもの。ジャズや後のポピュラー音楽に大きな影響を与えました。 |
音楽用語 |
フルート |
外国語表記 |
〔英:flute〕 〔独:Flöte〕 〔仏:flûte〕 〔伊:flauto〕 |
解説 |
金属または木製の高音域の木管楽器。音域は3オクターヴあり、透明な音色、優れた運動性に特徴があります。また、低音域は独特の音色と表現力を持ちます。フルート属には他に、ピッコロ、アルト・フルート、バス・フルートなどがあります。 |
音楽用語 |
ブルー・ノート |
外国語表記 |
〔米:blue note〕 |
解説 |
ブルース・スケールに見られるブルース特有の音。半音低められた第3音と第7音(時に第5音)、ブルース以外にもブルース的な雰囲気を求めた曲に用いられます。→ブルース・スケール |
音楽用語 |
フル ・バンド |
解説 |
ジャズやダンス音楽を演奏する大編成楽団のことで、ビッグ・バンドとも言います。サックス、トランペット、トロンボーン、リズムの各セクションから成ります。 |
音楽用語 |
ブレー |
外国語表記 |
〔仏:bourrée〕 |
解説 |
17世紀のフランスの舞曲。組曲の中に見られ、通常は速い2拍子で1拍のアウフタクトを持ちます。 |
音楽用語 |
ブレイク |
外国語表記 |
〔米:break〕 |
解説 |
リズムやメロディが一時的に停止した空白部分。この部分にアドリブ・ソロが入ることがあります。 |
音楽用語 |
フレクサトーン |
外国語表記 |
〔英:flexatone〕 |
解説 |
鋼(はがね)に小さな玉を付け、グリッサンドを伴う甲高い音を出す楽器。1920年頃イギリスで発明され、1924年にアメリカでフレクサトーンという呼び方が登録されました。手首を振りながら親指で鋼の板を圧したり緩めたりする演奏で、玉が板に当たって独特の音を発します。音は常にトレモロのような感じになり、単発の音は出しにくく強弱もはっきりつけにくいです。親指の圧し方の加減で音程が作られます。 |
音楽用語 |
プレジャーサイン |
外国語表記 |
〔英:pleasure sign〕 |
解説 |
声を出すことを楽しむ行動。乳児の喃語活動は、発声そのものを楽しむかのような音声活動であり、歌唱行動の芽生えとも考えられます。 |
音楽用語 |
ブレス |
外国語表記 |
〔英:breath〕 |
解説 |
息継ぎ、または息継ぎする場所を指示する記号のこと。 |
音楽用語 |
フレーズ |
外国語表記 |
〔英:phrase〕 |
解説 |
楽句。旋律の音楽的な段落で、ひとまとまりとなる部分をいいます。通常は2・4・8小節にその切れ目がくることが多いです。 |
音楽用語 |
フレット |
外国語表記 |
〔英:fret〕 〔独:Bund〕 〔仏:sillet〕 〔伊:tasto〕 |
解説 |
ギター等の弦楽器のフィンガー・ボード(指板)に、半音ごとに付けられた細長い金属片。 |
音楽用語 |
プレリュード |
外国語表記 |
〔英:prelude〕 |
解説 |
→前奏曲 |
音楽用語 |
フレンチホルン |
外国語表記 |
〔英:French horn〕 |
解説 |
一般的にはバルブ・ホルンを指します。真鍮(しんちゅう)製の金管楽器で、管は大きな朝顔(ベル)の付近で急に広がりを増しています。管の途中に長さの異なる管の付いた3個のバルブが取り付けられ、半音階を可能にしました。後ろ向きに開いている朝顔の中に右手を差し込み、音程や音色を調整しながら演奏します。→ホルン |
音楽用語 |
プログレッシヴ・ジャズ |
外国語表記 |
〔米:progressive jazz〕 |
解説 |
進歩的ジャズの意味。スウィング・ジャズのマンネリズムを打破し、クラシック音楽の近代・現代的要素を入れて1940年代に起こったジャズ。→クール・ジャズ |
音楽用語 |
プログレッシヴ・ロック |
外国語表記 |
〔米:progressive rock〕 |
解説 |
進歩的ロックの意味。1970年代にイギリスで起こった知的で鑑賞音楽を目指したロック。アーティストごとに異なりますが、クラシックの要素やサイケデリックの要素などを含むのが特徴と言えます。 |
音楽用語 |
ブロック・コード |
外国語表記 |
〔英:block chord〕 |
解説 |
ピアノ、キーボードの奏法の一つ。両手で同時に和音の固まりを弾くこと。 |
音楽用語 |
ブロックフレーテ |
外国語表記 |
〔独:Blockflöte〕 |
解説 |
→リコーダー |
音楽用語 |
プロテスト・ソング |
外国語表記 |
〔米:protest song〕 |
解説 |
1960年代後半、主にベトナム戦争への抗議を歌ったフォーク・ソングのこと。その後、フォーク・ソングに限らず政治的メッセージを打ち出した音楽をプロテスト・ソングと呼びます。 |
音楽用語 |
プロモーション・ビデオ |
解説 |
P.V.と略記。英語ではミュージック・ビデオ(music video)。主にポピュラー音楽の楽曲の発表に際して制作される楽曲を含む映像作品で、プロモーションがその主な目的。 |
音楽用語 |
豊後節 |
読み方 |
〔ぶんごぶし〕 |
解説 |
浄瑠璃の一派。宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)が京都で創始。門下から清元節、常磐津節などが派生。 |
音楽用語 |
分散和音 |
外国語表記 |
〔英:broken chord〕 |
解説 |
和音を構成する音が同時ではなく分散して奏されるもの。パッセージ風に速く奏するもの、アルペジオ、伴奏形としてのものなどがあります。 |
音楽用語 |
分数コード |
解説 |
分数の形によるコード・ネームの表記法。明確なベースの音や複合的な和音を表すことができます。 |