音楽用語 【カ】
音楽用語(関連) |
絵画療法 |
外国語表記 |
〔英:art therapy〕 |
解説 |
絵画を心理的治療の手段として用いる療法。描かれた絵を通してクライエントの心理状態を探り、また描くことによってクライエント自身が自己を表現し、自信を取り戻し精神が回復するなどの治療効果をあげます。 |
音楽用語 |
解決 |
外国語表記 |
〔英:resolution〕 |
解説 |
緊張感の緩和、あるいは不安定から安定への動きのこと。例えば和音進行のⅤ→Ⅰの動き、それに伴う導音から主音への動き、非和声音(特に倚音)の和声音への動きなどがあります。 |
音楽用語 |
外声(部)/内声(部) |
外国語表記 |
〔英:outer voice/inner part〕 |
解説 |
外声(部)は多声部楽曲の一番上及び下のパートをいいます。例えば混声四部合唱のソプラノとバスにあたる声部。それに対してアルトとテノールにあたる声部を内声(部)といいます。 |
音楽用語 |
階名 |
外国語表記 |
〔英:syllable name〕 〔独:Tonsilben〕 〔仏:noms de syllabes〕 |
解説 |
イタリア語による音階各音の呼び方「ド,レ,ミ,ファ,ソ,ラ,シ」のこと。イタリア、フランスでは音名として用いられていますが、他の国では階名として音名と区別しています。これは主音を長調ではド、短調ではラと読むもので「移動ド唱法」といいます。これに対して調性や長調、短調、変化記号に関わらずC,D,E・・・の位置に記されている音符をド,レ,ミ・・・と音名で歌うものを「固定ド唱法」といいます。 |
音楽用語 |
開放弦 |
外国語表記 |
〔英:open string〕 〔独:leere Saite〕 〔仏:corde a’vide〕 〔伊:corda vuota〕 |
解説 |
弦楽器で左手で弦を押さえていない状態の弦のこと。左手で押さえないで弾くことを指して開放弦と呼ぶこともあります。→オープン・ストリング |
音楽用語 |
ガイヤルド |
外国語表記 |
〔仏:gillarde〕 〔伊:gagliarda〕 |
解説 |
→ガヤルド |
音楽用語 |
開離位置/密集位置 |
外国語表記 |
〔英:open position/close position〕 |
解説 |
①開離位置・・・四声体の和声では、バスを除く上三声が1オクターヴより広いもの。 ②密集位置・・・四声体の和声では、バスを除く上三声が1オクターヴより狭いもの。 |
音楽用語 |
ガヴォット |
外国語表記 |
〔英・仏:gavotte〕 〔独:Gavotte〕 〔伊:gavotta〕 |
解説 |
16世紀末~18世紀末のフランスの舞曲および器楽の形式。中庸のテンポで4分の4拍子。17世紀後半より4分音符2つのアウフタクトを持つ4小節フレーズを特徴とするようになりました。バロックの組曲中ではサラバンドの次に現われ、度々2拍子がみられます。 |
音楽用語 |
カウ・ベル |
外国語表記 |
〔英:cow bell〕 |
解説 |
牛の首に付ける鈴の形をした金属製の打楽器。各種の大きさがあり音の高さもそれぞれ異なり、スティックで叩いて演奏します。ベル形で有舌のものとウッド・ブロック形の無舌のものとがあり、バチで打ち鳴らします。ラテン・パーカッションとして欠かせないものとなっています。 |
音楽用語(関連) |
カウンセリング |
外国語表記 |
〔英:counseling〕 |
解説 |
問題解決のための援助を求める人(クライエント)に対し、専門的訓練を受けたカウンセラーが面談や会話を通じて、クライエント自身が問題を解決したり、またできるように援助する過程をいいます。ロジャースは、クライエントに共感して信頼関係を築くことで、クライエントの成長を効果的に助けることができる非指示的カウンセリングを主張しました。 |
音楽用語 |
カウンター・メロディ |
外国語表記 |
〔米:counter melody〕 |
解説 |
対旋律のこと。主旋律を補う働きを持つ独立したメロディ。旋律的要素の少ない単純なものはカウンター・ラインといいます。オブリガート。 |
音楽用語 |
カウント |
外国語表記 |
〔米:count〕 |
解説 |
曲をスタートさせる時にその曲のテンポを示すこと。拍数を声で数えて示したり、楽器やその他の機器で示すこともあります。 |
音楽用語 |
替手 |
読み方 |
〔かえて〕 |
解説 |
日本音楽の用語で「かえで」ともいいます。三味線や筝曲の演奏で原旋律すなわち本手に対し、それに合奏するように作られた変奏旋律。対義語=本手 |
音楽用語 |
雅楽 |
読み方 |
〔ががく〕 |
解説 |
上代から伝わる日本の古楽と、1400年ほど前に朝鮮半島や中国などから伝来した古代アジアの音楽に基づき、又はその影響を受けて平安時代に栄えた宮廷の合奏音楽。 |
音楽用語 |
歌曲 |
外国語表記 |
〔英:song〕 〔独:Gesang〕 〔仏:chant〕 |
解説 |
詩を伴った独唱形態の音楽。フランスのシャンソン、イタリアのカンツォーネ、ドイツのリートなどが12,13世紀の吟遊詩人によって歌われていました。その中で現在ではシューベルト以後の近代歌曲のリートだけが芸術歌曲を意味しており、シャンソンやカンツォーネは通俗歌曲を指すようになっています。フランスではシャンソンと区別した芸術歌曲をメロディ(仏:mélodie)と呼ぶようになりました。 |
音楽用語 |
核音 |
読み方 |
〔かくおん〕 |
解説 |
1つのテトラコードの中で音高が安定して核になる音と、その周りで揺れ動く音とがある時に核になるものを核音といいます。核音はテトラコード中で最も支配力が強いです。わらべうた、民謡、声明、長唄など、日本の伝統的な5音音階による旋律にも根付いています。 |
音楽用語 |
楽音/噪音 |
外国語表記 |
〔英:musical sound/unpiched sound〕 |
解説 |
楽音は振動が規則的で明確な音程を持つ音として聞こえる音。噪音は鈴やシンバルなど振動が不規則で音程として聞こえない音。楽音も噪音も音楽を作る際に必要なものです。 |
音楽用語 |
楽劇 |
外国語表記 |
〔独:Musikdrama〕 |
解説 |
ワーグナーがドイツ・ロマン派オペラの伝統と、レチタティーヴォやアリアを中心とするイタリア・オペラへの反動として大成した総合芸術。オペラを構成する諸要素を一つの融合体とし、劇の一貫した流れを阻害しないように無限旋律を導入しました。また示導動機の採用によって劇の進行を助けました。ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』など。 |
音楽用語(関連) |
学習指導要領 |
外国語表記 |
〔英:course of study〕 |
解説 |
文部科学省の告示する小・中・高等学校、中等教育学校及び特別支援学校の教育課程の基準。1947年に初めて試案され、1958年告示のものからは法的な拘束力を持つようになり、およそ10年単位で改訂されています。 |
音楽用語 |
楽章 |
外国語表記 |
〔英:movement〕 〔独:Satz〕 |
解説 |
ソナタ、交響曲など規模の大きな楽曲を構成する中で、それぞれ独立したまとまり、内容を成すもの。それぞれを第一楽章、第二楽章などと区別します。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲など、各楽章が途切れないように作られた楽曲もあります。 |
音楽用語 |
楽節 |
外国語表記 |
〔英:sentence〕 〔独:Satz〕 〔仏:période〕 |
解説 |
音楽形式上のまとまりを表す単位。通常2小節の動機2つで4小節の小楽節を作り、4小節の小楽節2つで8小節の大楽節を作ります。→センテンス |
音楽用語 |
カクテル・ミュージック |
外国語表記 |
〔米:cocktail-music〕 |
解説 |
くつろいだ雰囲気に合った音楽のこと。おしゃべりやお酒などに合うムードのある音楽。 |
音楽用語 |
神楽 |
読み方 |
〔かぐら〕 |
解説 |
①御神楽(みかぐら)・・・宮中賢所(かしこどころ)で古くから行われている神儀のための楽舞。 ②里神楽(さとかぐら)・・・神を呼び寄せ、神を祭るために行われる楽舞。「おかぐら」ともいいます。 |
音楽用語 |
歌劇 |
読み方 |
〔かげき〕 |
解説 |
→オペラ |
音楽用語 |
カスタネット |
外国語表記 |
〔英:castanets〕 〔独:Kastagnetten〕 〔仏:castagnettes〕 〔伊:castagnette〕 |
解説 |
2枚貝のような形をした打楽器。内側が窪んだ硬い2枚の小さな木を紐でとじたもの。片手で打ち鳴らすものと、柄が付けられて振り下ろすものがあります。 |
音楽用語 |
下属音 |
外国語表記 |
〔英:subdominant〕 〔独:Unterdominante〕 〔仏:sous-dominante〕 〔伊:sottodominante〕 |
解説 |
音階の第4音。主音、属音と共に音階の大切な音。 |
音楽用語 |
下属調 |
外国語表記 |
〔英:subdominant key〕 〔独:Subdominanttonart〕 |
解説 |
ある調から見て、完全4度上(完全5度下)の関係にある調。例えばハ長調(C)から見てへ長調(F)がこれにあたります。 |
音楽用語 |
下属和音 |
外国語表記 |
〔英:subdominant chord〕 〔独:Sub-dominantakkord, Unterdominantakkord〕 〔仏:accord sous-dominante〕 |
解説 |
音階の第4音(下属音)上の三和音。長調では長三和音、短調では短三和音となります。和音記号はⅣまたはSを用います。 |
音楽用語(関連) |
カタルシス |
外国語表記 |
〔英:catharsis〕 |
解説 |
元来は「浄化」「解除」を意味するギリシャ語。カタルシス療法は、過去の悲痛で屈辱的な恐怖感や罪悪感に満ちた心の傷を、言葉や行動を通じて表現させたり再体験させることで、不安や緊張を解きほぐそうとする精神分析の療法。 |
音楽用語 |
楽興の時 |
外国語表記 |
〔仏:moments musicaux〕 |
解説 |
シューベルトやラフマニノフがロマン的、叙情的なピアノ小品に用いました。 |
音楽用語 |
合唱 |
外国語表記 |
〔英:chorus〕 〔独:Chor〕 〔仏:choeur〕 〔伊:coro〕 〔羅:chorus〕 |
解説 |
多人数によって歌われる歌唱またはその集団。通常は斉唱、重唱と区別して多声部で各声部を複数の人が歌うものを指します。声の種類によって男声合唱、女声合唱、混声合唱、児童合唱、声部数によって3声合唱、4声合唱などと呼びます。また協奏曲の源と言われる2群の合唱が対比的に用いられる形態は、2重合唱、複合唱と呼ばれます。 |
音楽用語 |
合奏協奏曲 |
読み方 |
〔がっそうきょうそうきょく〕 |
解説 |
→コンチェルト・グロッソ |
音楽用語(関連) |
葛藤 |
外国語表記 |
〔英:conflict〕 |
解説 |
2つ以上の欲求に対して迷っている状態をいいます。 |
音楽用語 |
カデンツ |
外国語表記 |
〔独:Kadenz〕 |
解説 |
①もとの意味は「終止形」 ②共通の機能を持つ和音グループをまとめること。トニック(T)、ドミナント(D)、サブドミナント(S)の3つがあり、音楽ではD→Tを軸に和音の機能を活かしながらカデンツの流れを作ります。 T(英:Tonic)・・・Ⅰ(主和音)、Ⅰは安定感があり調の中心になります。Ⅰの代理としてⅥ。 D(英:Dominant)・・・Ⅴ(属和音)、Ⅴ7(属七の和音)。緊張感がありTへの進行で安定感を得ます。 S(英:Subdominant)・・・Ⅳ(下属和音)、S→D→Tの進行によりD→Tに強い安定感をもたらします。またS(Ⅳ)→T(Ⅰ)の進行も多いです。Ⅳの代理としてⅡ。 |
音楽用語 |
カデンツァ |
外国語表記 |
〔伊:cadenza〕 |
解説 |
多くの場合、器楽の協奏曲の楽章の最後に設けられる、ソリスト(独奏者)が技巧を誇示するための部分を指します。 |
音楽用語 |
カノン |
外国語表記 |
〔英・仏:canon〕 〔独:Kanon〕 〔伊:canone〕 |
解説 |
①ギリシャ語で「教義、規範」を表す言葉。転じて音楽では最も厳格な模倣技法による対位書法を指します。追行句が先行句をどのように模倣するかにより、平行カノン、反行カノン、逆行カノン、拡大カノン、縮小カノン等に分けられます。輪唱も平行カノンに属しますが結尾部を持ちません。 ②ミサ典文。サンクトゥスから主の祈りまでの不変部分でミサの中心部。 |
音楽用語 |
カバサ |
外国語表記 |
〔ポルトガル:cabaca〕 |
解説 |
ブラジルの民族楽器の1つ。マラカの木の実を乾燥させて中をくり抜き、外側に数珠を網のように巻きつけています。左手に持ち、右手で柄の部分を回し擦って音を出します。金属製のメタル・カバサもあります。 |
音楽用語 |
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カバー・ポップス |
解説 |
海外のポップスに和訳詞または日本語詞を付けて、日本人歌手が歌ったポップスのこと。1950年代後半から60年代が最盛期。 |
音楽用語 |
歌舞伎 |
読み方 |
〔かぶき〕 |
解説 |
江戸時代前期に起こった日本の代表的演劇。 |
音楽用語 |
カプリッチョ |
外国語表記 |
〔伊:capriccio〕 |
解説 |
奇想曲、狂想曲。①17世紀の初期フーガ形式の一つで、あまり形式に縛られない楽曲。 ②19世紀の気まぐれな性格の器楽小品に付けられた名称。メンデルスゾーンやブラームスなどの作品があります。 |
音楽用語 |
カポタスト |
外国語表記 |
〔伊:capotasto〕 〔独:Kapodaster〕 〔仏:capodastre〕 |
解説 |
イタリア語で「フレットのかしら」の意味。ギターの棹(ネック) に取り付けて、すべての弦を同じフレットで同時に押さえる移調用器具。 |
音楽用語 |
ガボット |
解説 |
→ガヴォット |
音楽用語 |
上手 |
読み方 |
〔かみて〕 |
解説 |
客席から見て右の方の舞台を指す舞台用語。対義語=下手 |
音楽用語 |
ガムラン |
外国語表記 |
〔インドネシア:gamelan〕 |
解説 |
インドネシアの代表的な合奏音楽。旋律打楽器を中心にリズム楽器、弦楽器、人声が加わり、余韻をもった響きと複雑なリズムに特徴があります。純音楽としても舞踊や劇の伴奏としても演奏されます。 |
音楽用語 |
カヤグム |
解説 |
韓国(朝鮮半島)の伝統絃楽器で伽耶琴。青桐の胴体に絹の弦を張った十二弦の筝。 |
音楽用語 |
ガヤルド |
外国語表記 |
〔仏:galliarde, gaillarde〕 〔英:galliard〕 〔伊:gagliarda〕 |
解説 |
16~17世紀に踊られた3拍子の陽気な宮廷舞踏。踊りは跳躍を伴い、ヘミオラ・リズムを特徴とします。度々パヴァーヌに続くナーハタンツとして愛好されました。 |
音楽用語 |
歌謡曲 |
読み方 |
〔かようきょく〕 |
解説 |
日本の流行歌で時代や流行を反映し、ポップス、ジャズ、民謡などの影響も見られます。 |
音楽用語 |
カラオケ |
解説 |
歌が録音されていない伴奏音源のこと、またそれに合わせて歌うこと。オケはオーケストラの短縮形。 |
音楽用語 |
カリオカ |
外国語表記 |
〔ポルトガル:carioca〕 |
解説 |
サンバ・カリオカのことで、リオ・デ・ジャネイロ風の都会的なサンバ。 |
音楽用語 |
カリプソ |
外国語表記 |
〔西:calypso〕 |
解説 |
西インド諸島のトリニダード島の民謡。即興的に単純なメロディ・パターンを繰り返して歌います。ハリー・べラフォンテが1957年に歌った『バナナ・ボート・ソング』で有名になりました。 |
音楽用語 |
カルメン |
外国語表記 |
〔仏:Carmen〕 |
解説 |
1875年初演で全4幕。1820年頃のスペインのセビリアが舞台で、メリメの小説『カルメン』に基づくアレヴィとメイヤックのフランス語の台本による作品。情熱的なカルメンを巡る恋の悲劇。前奏曲、『ハバネラ』『闘牛士の歌』、間奏曲が有名。 |
音楽用語 |
カレッジ・フォーク |
外国語表記 |
〔米:college folk〕 |
解説 |
1960年代中頃、アメリカに起こったフォーク・ソング・ブームがアメリカの大学生の間に支持され、大学内で活動、演奏されたフォーク・ソング。社会的影響力を持ちました。 |
音楽用語 |
ガレージ・ロック |
解説 |
1960年代半ばに主にアメリカで台頭したロックのジャンル。古典的なロックンロールのスタイルを基調とした、ロックの原初的な衝動がストレートに表現されています。 |
音楽用語 |
ガロップ |
外国語表記 |
〔英・仏:galop〕 〔独:Galopp〕 〔伊:galoppo〕 |
解説 |
語源は「馬の疾走」で、19世紀中頃に流行したドイツ起源の4分の2拍子の急速な舞曲。オペラでも使われ、特にオッフェンバックの『天国と地獄』のガロップが有名。 |
音楽用語 |
管楽器 |
外国語表記 |
〔英:wind instrument〕 〔独:Blasinstrument〕 〔仏:instrument a’ vent〕 〔伊:strumento a fiato〕 |
解説 |
管に空気を吹き込んで音を出す楽器の総称。材質によって金管楽器、木管楽器に分けられます。金管楽器は、マウスピースを唇にあてて息を吹き込み唇の振動で音を出します。木管楽器は、フルートのように楽器の頭部に開けられた穴に息を吹きつけて音を出すものと、リー ドが付けられたマウスピースに息を吹き込むものがあります。リー ド楽器には1枚リー ド(シングル・リード)の楽器と、2枚リード(ダブル・リード)の楽器があります。金管楽器ではバルブやスライドを操作し、木管楽器では管に開けられた穴を開閉して音程を作ります。 |
音楽用語 |
カンカン |
外国語表記 |
〔仏:cancan〕 |
解説 |
19世紀中頃フランスで流行した4分の2拍子の速い舞曲。社交ダンスから、スカートをまくり足を高く上げて踊るステージ・ダンスに変わりました。オッフェンバックの『天国と地獄』やレハールの『メリー・ウィドゥ』に使われています。 |
音楽用語 |
環境音楽 |
読み方 |
〔かんきょうおんがく〕 |
解説 |
鑑賞を目的とせず生活環境や背景の一部として作られた音楽。アンビエント・ミュージックともいいます。 |
音楽用語 |
カンサス・シティ・ジャズ |
外国語表記 |
〔米:Kansas City jazz〕 |
解説 |
1930年前後アメリカ、カンサス・シティを中心としたビッグ・バンド・ジャズ。カウント・べイシー楽団がその代表。→ジャズ |
音楽用語 |
完全終止 |
読み方 |
〔かんぜんしゅうし〕 |
解説 |
→終止 |
音楽用語 |
間奏 |
外国語表記 |
〔英:bridge〕 |
解説 |
ブリッジ。歌で1番と2番、2番と3番などの間に挿入される「つなぎ」の部分を指します。多くは器楽で奏されます。 |
音楽用語 |
間奏曲 |
外国語表記 |
〔伊:intermezzo〕 〔英:act tune〕 〔独:Zwi-schenakt〕 〔仏:entr’act, intermède〕 |
解説 |
①幕間の音楽。通常は器楽曲。 ②多楽章の曲において楽章の間に挟まれた経過的な小曲。 ③interlude(英) Interludium(独)賛美歌や詩篇の句間に奏されるオルガンの小曲。 ④19世紀のキャラクター・ピースに付けられた自由な形式による小曲の名。シューマン、ブラームス等に例があります。→インテルメッゾ |
音楽用語 |
カンタータ |
外国語表記 |
〔伊:cantata〕 〔英・仏:cantate〕 〔独:Kantate〕 |
解説 |
イタリア語のcantare (歌う)に由来し、器楽曲のソナタに対して声楽曲を意味する言葉。歌詞の内容から室内カンタータと教会カンタータに分類されます。イタリアでは17世紀にオペラの影響を受けて、レチタティーヴォとアリアの交替から成る独唱用のベル・カント様式の室内カンタータが作曲されました。特にA.スカラッティはこの種の作品を800曲以上遺しました。ドイツでは18世紀の初頭にまずは室内カンタータ、後に教会暦の特定の祝祭日や日曜日の礼拝用音楽として、教会カンタータが作曲されるようになりました。教会カンタータには独唱用の小さい作品も器楽、独唱、重唱、合唱を含む大規模な作品もあります。バッハやテレマン等はこの種の作品を多数遺していますが、曲のタイトルとして「教会カンタータ」は使用していません。 |
音楽用語 |
カンツォーネ |
外国語表記 |
〔伊:canzone〕 |
解説 |
①イタリア語で「歌」の意味。美しい旋律のイタリアのポピュラー・ソング。 ②カンツォーナ (canzona) という場合は、16~17世紀のイタリアの器楽曲、中世以後のイタリアの特定の詩の形態、18~19世紀のイタリアの叙情的な歌などを指します。 |
音楽用語 |
カントリー・アンド・ウエスタン |
外国語表記 |
〔米:country and western〕 |
解説 |
ヨーロッパからアメリカに移住した人々が作り出したアメリカの民族音楽。またそのスタイルを受け継いだ音楽。カウボーイ・ソング、ヒルビリー、ブルーグラス、山岳地帯の民謡などの総称。→C&W |
音楽用語 |
カントリー・ロック |
外国語表記 |
〔米:country rock〕 |
解説 |
カントリー・アンド・ウエスタンの影響を受けた、白人のロック・ミュージック。 |
音楽用語 |
完パケ |
読み方 |
〔かんパケ〕 |
解説 |
①完全パッケージの略。テレビ等で放送素材の形態を指す業界用語の一つで、収録した映像などを編集して音声を加え放送できる状態にしたものを指す言葉。 ②舞台用語の場合は、演劇などの興行で客が全て客席を出た状態のこと。舞台用語で舞台上の役者が舞台袖に行くことを「ハケる」ということから転じた表現。 |