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音楽用語 【ス】

音楽用語

吹奏楽

外国語表記

〔英:band〕

〔独:Blasorchester〕

〔仏:har-monie〕

〔伊:banda〕

解説

木管楽器、金管楽器、打楽器による合奏。華麗な響きと壮大な音に特徴があり、戸外の演奏や行進に適しています。軍楽隊がその代表的なものですが、演奏会用の吹奏楽団もあり、オーケストラ曲を編曲して演奏することも多いです。→ブラス・バンド

音楽用語

スウィング

外国語表記

〔米:swing〕

解説

「揺れる」という意味で、ジャズの躍動感を表す言葉。1930~1940年代にはジャズの代名詞ともなりました。→ジャズ

音楽用語

スキャット

外国語表記

〔米:scat〕

解説

歌詞の代わりに「ダバダバ」「シュビドゥワ」など、意味のない言葉を即興的に歌うこと。ジャズ・シンガーをはじめ、ポピュラー音楽の世界で多く用いられます。

音楽用語(関連)

スキャモンの発達曲線

外国語表記

〔英:growth curve by Scammon R.E.〕

解説

横軸に年数、縦軸に成長比率を示し、身体的発達をグラフで表したもの。身体各部は互いに関連を保ちながらも、各部でそれぞれ特有な型の発達を示しています。

音楽用語

図形楽譜

外国語表記

〔英:graphic score〕

解説

グラフィック楽譜。作品をどのような音でどのように演奏するかを五線による記譜ではなく、記号や図形や絵などを用いて伝える楽譜。

音楽用語

スケルツォ

外国語表記

〔伊:scherzo〕

解説

諧謔曲。シンコペーションを多用した3拍子の快活、おどけた感じの曲。べートーヴェンが交響曲、ソナタ、弦楽4重奏曲の第3楽章でメヌエットの代わりに用いました。

音楽用語

スコア

外国語表記

〔英:score〕

〔独:Partitur〕

〔仏:partition〕

〔伊:partitura〕

解説

総譜。合奏、合唱、オーケストラなどのすべてのパートが同時に書かれている楽譜。音域の高いパートから順に上から下へ記されます。オーケストラのように大編成の場合は、木管楽器、金管楽器、打楽器、弦楽器の各群の順に上から記され、その中でさらに音域の高い順に上から記されます。独奏楽器や特に編入された楽器は通常、打楽器と弦楽器の間に置かれます。オペラなどを声楽とピアノ伴奏に編曲したものはヴォーカル・スコア、オーケストラをピアノ用に編曲したものはピアノ・スコアなどと呼びます。

音楽用語

スーザフォーン

外国語表記

〔英:sousaphone〕

解説

直径約60cmほどの自由に回転できる朝顔(ベル)を持ったテューバの一種。アメリカの作曲家スーザの名から来ており、1908年アメリカ合衆国の軍楽隊に公式採用されました。現在では、変ホ調(E管)と変ロ調(B管)の二種が演奏行進などに使用されています。

音楽用語

スズ(鈴)

外国語表記

〔英:sleigh bells,jingle〕

解説

外国のものは小さい中空の金属球で孔または割れ目があり、中に小石または金属の玉が入っています。日本の鈴は金属、土、木の実の殻など各種の材質の中空の球で、下方に細長い裂け目を付け中に小さい丸(がん)を入れて振り鳴らす発音具です。神社の拝殿の入口に吊るしてある大きな鈴などもあります。

音楽用語

スズキ・メソッド

解説

鈴木鎮一(1898~1998)が独自に開発したヴァイオリンによる音楽教育方法。現在では別名で「才能教育」とも呼ばれ広く応用され、アメリカにおいて高い評価を得ています。

音楽用語

スタッカート

外国語表記

〔伊:staccato〕

解説

音と音とを短く切り離す奏法。音符の上に点などを付けて表します。

音楽用語

スタンダード・ナンバー

外国語表記

〔英:standard number〕

解説

流行に関係なく長年に渡り、多くの演奏家に取り上げられ広く一般に親しまれている曲の総称。

音楽用語

スタンダード・ピッチ

外国語表記

〔英:standard pitch〕

〔独:Normalstimmung〕

〔仏:diapason normal〕

〔伊:diapason normale〕

解説

標準調子。音の高さを合わせるために決められた特定の振動数(音高)。標準調子は時代によって変遷がありますが、1859年のパリ会議と1885年のウィーン会議で1点イ(A)音 = 435ヘルツとする国際ピッチが定められました。後に1939年のロンドン会議で1点イ(A) 音= 440ヘルツをコンサート・ピッチとして現代に至っています。しかし、実際には演奏効果を高めるためにピッチを高くする傾向があり、現在の演奏会では442~443ヘルツが多く用いられています。

音楽用語

スティック

外国語表記

〔英:stick〕

解説

打楽器を叩く際に用いられるばちで、棒状で先端に丸い小さな頭が付いており特にドラムで用いられます。先端が球状のものはマレットと呼んで区別しています。

音楽用語

スティール・ギター

外国語表記

〔米:steel guitar〕

解説

ハワイアン・ミュージックやカントリー・アンド・ウェスタンで使われるギターの1種。台の上に本体を水平に置き、左手の金属棒で弦を押さえて右手のピックではじきます。電気的に音量や音質を変えることができ、特有のポルタメントを奏でます。→ハワイアン・ギター

音楽用語

スティール・ドラム

外国語表記

〔米:steel drum〕

解説

トリニダード島で作られたドラム。ドラム罐の底をハンマーで叩いて窪みを付け、いくつかの面に分け、その面ごとに音程を出せるように作られた打楽器。楽器の大きさによってそれぞれ音域が異なります。演奏するバチは高音用には棒の先に平らなゴムひもや自転車のチューブを巻きつけたものを使い、低音用にはゴムの球などを付けたものを使います。他の楽器と一緒にも用いられますが、スティール・ドラムだけのアンサンブルもあります。

音楽用語

ストライド・ピアノ

外国語表記

〔米:stride piano〕

解説

元々はラグタイムのピアノ奏法で、左手のべースを1拍1拍交互にオクターヴにまたがせて弾くスタイルをいいます。

音楽用語

ストリングス

外国語表記

〔英:strings〕

解説

オーケストラやアンサンブル、バンドなどにおける弦楽器群の呼び名。→弦楽器

音楽用語

ストレート・メロディ

外国語表記

〔米:straight melody〕

解説

楽譜に書かれた通りのメロディのこと。

音楽用語

ストローク奏法

外国語表記

〔米:stroke playing〕

解説

ギター奏法の1つ。コー ドを弾き下ろしたり弾き上げたりしてコード・サウンドを出す奏法。弾き下ろすことをダウン・ストローク、弾き上げることをアップ・ストロークといいます。

音楽用語

スネア・ドラム

外国語表記

〔英:snare drum、side drum、military drum〕

〔独:Kleine Trommel〕

〔仏:caisse claire〕

〔伊:tamburo piccolo〕

解説

小太鼓。底の浅い円筒形の胴の両面に皮やプラスティックを張り、裏面にスネア(響線)を触れさせた太鼓で、スネアは取り外しができます。クラシック、ポピュラーを問わず使用されますが、特にポピュラーではドラム・セットの中で中心的に使われます。

音楽用語

スピネット

外国語表記

〔英:spinet〕

解説

15世紀後期~18世紀後期まで愛好された鍵盤付き撥弦楽器で、ハープシコードの一種。1鍵1弦の配置で金属弦はすべて単弦であり、形は細長い三角形、四角形、五角形などがあり、多くは装飾が施されています。テーブルの上に置いて演奏するものと脚を持つものがあります。

音楽用語

スラー

外国語表記

〔英:slur〕

〔独:Legatobogen〕

〔仏:liaison〕

〔伊:legatura〕

解説

いくつかの音符の上または下に付けられ、滑らかに(レガートで)演奏することを示す弧線。曲の区切りを示すために使われることもあります。また、弦楽器では弓を返さずに1弓で弾くこと、管楽器では1息で吹くことを意味します。

音楽用語

スライド

外国語表記

〔英:slide〕

解説

①弦楽器で弦を押さえている左手の指を、指板の上方または下方に滑らせて音程を変える奏法。→スライディング ②金管楽器などで、円筒部を2重管にして外側の管を伸縮させて音程を作る装置。→スライド・トロンボーン。 ③装飾音

音楽用語

スライド奏法

外国語表記

〔米:slide playing〕

解説

→ボトル・ネック奏法

音楽用語

スリット・ドラム

外国語表記

〔英:slit drum〕

解説

「ロッグ・ドラム(英:log drum)」ともいいます。元来は木の幹をくり抜いて割れ目を入れたアフリカやアジアの太鼓で、通信用や儀式用に使われていたもの。現在では木の箱にコの字やHの字の形にスリットを入れたものが使われています。スリットを入れた部分を手やマレットで叩いて演奏します。大きさや打面の数は様々ですが、1つの箱で複数の音程を持つものが多いです。

音楽用語

スリー・フィンガー・ピッキング

外国語表記

〔米:three finger picking〕

解説

親指、人指し指、中指の3本の指を使って弦を弾く技巧的なギター奏法。力強い音を出すために指にピックをはめて演奏することも多いです。

音楽用語

スルド

外国語表記

〔ポルトガル:surdo〕

解説

サンバで使われる大太鼓。深い胴の両面に皮が張られ、肩から吊り下げて右手のマレットと左の手の平を使って叩きます。

音楽用語

スロー・バラード

外国語表記

〔米:slow ballad〕

解説

スロー・テンポの曲、演奏のこと。多くはラブ・ソング、バラード。

音楽用語

ズンドコ節

読み方

〔ズンドコぶし〕

解説

日本歌謡曲の楽曲の一つ。戦時中に各地でひっそりと流行した、「海軍小唄」という作者不明の戦時歌謡が原曲と言われています。

  




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