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固定ド唱法と移動ド唱法

 

調に関わらずCをドと歌うように、音階上の音名をそのままに歌う唱法を固定ド唱法といいます。

 

調の音階に沿って主音をドに置き替えて歌う唱法を移動ド唱法といいます。

 

 

 

固定ドと移動ド

 

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」がピアノの鍵盤そのものを表す音名だとすると、階名唱法と鍵盤とが一致するのはハ長調とイ短調だけになります。

 

つまり、その他の調では♯や♭が付く派生音を含むのに対し、ハ長調とイ短調は幹音のみで構成される調で、歌うときには派生音名を発音せずに幹音名の「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」だけで歌われるためです。

 

階名はその長調(長音階)の第1音を「ド」と読み、短調(短音階)は長調の第6音から読み替え「ラ」から歌い始めます。

 

ト長調の場合はトの音である「ソ」を「ド」と読み替え、続く「ラ」を「レ」と読むことになり、へ長調の場合はへの音である「ファ」を「ド」と読み替え、続く「ソ」を「レ」と読み替えます。

 

長調は12通りありますので、長調だけで12通りの読み替えができなければならないのです。

 

初歩の教育(イギリス・アメリカ・日本、ハンガリー「コダーイ・システム」)や古楽のように、現代の鍵盤楽器における音高を用いない演奏や、声楽のように音高を定めにくい演奏法以外は、現代では音名唱法(固定ド唱法)が用いられるようになっています。

 

固定ド唱法と移動ド唱法の例

 

 

 

 

「ABC・・・」「イロハ・・・」ラ”の位置から表記されている理由

 

音階は「ドレミファソラシド」とドから始まりますが、音名ではドイツ語も日本語も「ABC・・・」「イロハ・・・」のように、階名の「ラ」が一番最初の文字となっているのは、中世の音楽理論家ボエティウスが西暦500年頃に著わした音楽教程に由来しています。

 

ボエティウスは古代ギリシャにならい全音階の各音にアルファベットを付し、音階を記す際に現在の音階でいう「ラ」のところから記したために、この「ラ」の音がアルファベットの起点になり、当時では一般的に用いられていました。

  







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