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音名と階名 [英:pitch name]

 

一定の高さをもつ音で音楽で用いられる音の名前を音名といい、音名はそれぞれの音の高さに対して付けられます。

 

 

 

音名と階名

 

音の高さに付けられた呼称を音名といい、音の順番を示すための呼称を階名といいます。音名は1オクターヴ(ある音の8つ上・下の音)の中に、7つの音を定めて名付けられています。

 

最も一般的なのがイタリア語(旧ラテン語)の「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・スィ」で、日本では「スィ」を「シ」ということがありますが厳密には「スィ」といいます。

 

このド・レ・ミ・ファ・ソ・・・の名称は、グレゴリオ聖歌の「聖ヨハネ賛歌」各フレーズの、冒頭の詞に付けられた音が音階の各音に当てはまり、僧侶でもあり音楽家でもあったイタリアのグィド・ダレッツォ(992頃~1050)が、その規則性に目を付け音名称として、まずは修道院の中で広めていきました。

但し第7音に当たる文字がありませんでしたので、これにイタリア語の「はい」に相当する「Si」を加えたとされています。また第1音の「ウト」が現在の「ド」に変化しました。

 

イタリアから伝わるフランスでは、フランス語の呼称「ユト」を用いる事が稀にあります。

 

イタリアの音名は、このように元々が歌から採られたものだけに歌いやすいのが特徴で、世界中のたくさんの国や地域で「ド・レ・ミ・・」で歌われています。

 

 

 

聖ヨハネ賛歌

 

 

 

 

ドイツでは声楽より器楽のための音名として、アルファベットそのものが用いられ、その第1文字である「A」は「ド」ではなく「ラ」を指しますが、これには古くから楽器の主流であった弦楽器に必ず「A」の音の弦があるためです。

 

オーケストラなどの演奏会の最初に必ず「A」の音による音合わせ(チューニング)があります。

 

「ラ」から始まればA・B・C・D・E・F・G、「ド」から始まればC・D・E・F・G・A・Bとなり、この呼び方は英語圏で定着したもので、ドイツでは「シ」に当たるのは「B」ではなく「H」になります。

 

これは「B」の小文字「b」が「H」の小文字「h」と似ているために起こった事といわれており、以後ドイツでは「B」を「H」とし、「シ」の音が半音下がった時に「B」として区別されました。

 

つまり「シ=H」、「シ♭=B」ということになります。

 

 

 

音名の読み方

 

 

※ドイツ語で臨時記号が付いた場合

 

 

 

 

こうしたドイツ語による音名は一般的でないこともあり、主として音楽理論に用いられています。

 

日本語での音名は全世界への普及度は非常に低いですが、第二次世界大戦時にアジアや太平洋の島々に広まった可能性はあるとされています。

 

手本としたドイツの音名を訳したもので「A」をイロハの「イ」に当て、Cからではハ・二・ホ・へ・ト・イ・ロとなります。

 

階名では音階の始まりの音から1・2・3・・と数字を付けることがあり、明治時代には「ヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナ」と歌われましたが、その各数字と「ド・レ・ミ」を組み合わせて歌う方法が試みられ、「ド」を第1音とする「移動ド唱法」へと進展し現代でも用いられることがあります。

 

それに対して「C」をあくまで「ド」と呼ぶ歌い方を「固定ド唱法といいます。どちらが適切かと言えるものではありません。

 

 

 

音名と階名の関係

 

  







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