リズム・拍・拍子 【楽典】ピアノ/ギター入門 初心者向け音楽 音符・楽譜の読み方
音符や休符の長・短による時間経過の刻みをリズム(律動)と呼び、音楽の時間の流れにおける基本単位を拍といいます。
一定数の拍が集まり周期的なパターンを作ると拍子が生まれます。
リズム・拍・拍子 [英:rhythm / beat / meter]
「リズム」は必ずしも音によって起こるだけではなく、光や運動によっても生じます。
このような自然発生的なリズムは通常は捉え難いもので、一定時間毎に刻まれるリズム以外は聴衆を不安にさせてしまいます。
仮に一定時間毎のリズムでも、次の瞬間に変化するような不安定なリズムでは、安定的なリズムを感じることが難しく、そこで考え出されたのが「拍」です。
心臓の鼓動にヒントを得て「パルス」とも呼ばれ、一定時間毎に人為的に刻まれる単位の事です。そして、もっと長い周期でリズムを捉えるべきという考えに基づき生まれたのが「拍子」です。
何拍かに1回、周期的に強拍(アクセント)を設定して拍をまとめ、リズムをさらに捉えやすくした単位が「拍子」なのです。
最も単純なのが2拍子で、これは強拍と弱拍のみで拍子等と記され、その分母に当たるのは4分音符を一拍の単位として数えることを示し、この単位は2分音符・8分音符などの単純音符が用いられます。
2拍子→強・弱
3拍子→強・弱・弱
4拍子→強・弱・中強・弱