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音符と休符 [英:note / rest]

 

音の長さを表す図形を音符といい、音を出さない長さを表す図形を休符といいます。

 

音符は符頭、符尾、符鉤の組み合わせにより色々な長さを表し、休符も音符と同じだけの種類があり、図形を用いて長さを表します。

 

 

 

音符同士の関係

 

音符は五線譜と組み合わされない場合は音の長さのみを示します。打楽器などの楽譜は、基本的には1本の線上に長さだけが指示されています。

 

音符同士の長さの関係は正確に示すことはできますが、その音符の絶対的な秒数の長さを示すことはできないので、これを示すために=60や四分音符=1sec.と記し、この場合どちらも四分音符が1秒となります。

 

音符は原則的には偶数で割り切れるように考えられています。全音符より長い音符は、全音符の2倍の長さにあたる倍全音符( )が稀に用いられることがあります。

 

対して16分音符より短い音符は旗の数を増やして、32分音符・64分音符・・と細かくなっていきます。細かくても絶対的な秒数を示している訳ではなく、極端に短い長さという意味ではありません。

 

32音符までが一般的ですが、あまりに旗の本数が多いと読みづらくなってしまいます。全音符は4分の4拍子の1小節分に相当する長さを持つ音符となります。

 

8分音符以下の長さの音符は、読みやすくするために旗をつなげて♪♪をのように記され、この場合に旗は鉤と呼ばれる横線に変化し、鉤もつなげすぎると読みづらくなりますので、や多い場合でもまでが適当となります。

 

 

休符の役割

 

音楽は音を出しているのと同じくらいに音を出していない「」の時間も重要です。演奏ではこれを「休み」と呼び、音を出していない長さをしっかりと指示されています。

 

特に独奏曲などのようにすべての音楽を一人の演奏者が作り出す場合の休みの時間は、音を出している「動」の表現に対し、息を潜めたり我慢したりという「静」の表現方法なのです。

 

また短い休止、特に旋律の冒頭にある短い休みは、そこでブレス(息つぎ)をして聴衆に曲の開始を伝えるという重要な役目があります。

 

休みの長さは「休符」によって示され、音符の長さと対応して全休符、2分休符、4分休符、8分休符、16分休符などがあります。

 

全休符と2分休符は五線の中の位置によって異なります。音符と同様に全休符の倍にあたる倍全休符()、16分休符をさらに分割した32分休符()なども存在します。

 

全休符はその本来の長さとは別に、1小節分の休止に用いられる事もあります。また、オーケストラのパート譜などで何小節も休まなければならない場合は、その小節数をまとめてのように記す場合もあります。

 

演奏の途中でその後に全く演奏しない時にはtacet(タチェット)と記し、そこで楽譜を断ち切ることもあります。

 

 

 

音符の名称

 

 

 

 

音符と休符

 

全音符

外国語表記

〔英:whole note〕

解説

「4分の4拍子の1小節分に相当する長さを持つ音符」

4拍分の長さを表し符尾のない白玉を該当する拍に記しますが、小節内に全音符のみを置く場合、小節の中央に記すこともあります。

 

◇全音符の長さ

 

全休符

外国語表記

〔英:whole rest〕

解説

「1小節全部を休む休符」

4分の4拍子に限らず1小節全部を休むという意味で用います。第4線からぶら下がるように黒い長方形を記しますが、複数の声部が混在する場合はこの限りではありません。

 

◇全休符の位置

 

   

 

2分音符

外国語表記

〔英:half note〕

解説

「全音符の半分(2分の1)の長さを表す音符」

白玉に上向きや下向きの符尾が付きます。

 

◇2分音符の符尾の向き

 

2分休符

外国語表記

〔英:half rest〕

解説

「全音符の半分(2分の1)の長さを表す休符」

黒い長方形を第3線上に記すのが通常の位置ですが、複数の声部が混在する場合はこの限りではありません。

 

◇2分休符の位置

 

 

4分音符

外国語表記

〔英:quarter note〕

解説

「全音符の4分の1の長さを表す音符」

黒玉に上向きや下向きの符尾が付きます。

 

◇4分音符の符尾の向き

 

4分休符

外国語表記

〔英:quarter rest〕

解説

「全音符の4分の1の長さを表す休符」

第2間から第4間の間に記すのが通常の位置ですが、複数の声部が混在する場合はこの限りではありません。

 

◇4分休符の位置

 

  

8分音符

外国語表記

〔英:eighth note〕

解説

「全音符の8分の1の長さを表す音符」

4分音符の符尾の右側にハタが1つ付きます。2つ以上の8分音符が続く場合は、ハタではなく連桁という「桁」でつないで記すのが一般的です。

 

◇8分音符の長さ比較

 

 

◇8分音符の符尾の向き

 

8分休符

外国語表記

〔英:eighth rest〕

解説

「全音符の4分の1の長さを表す休符」

第2間から第3間の間に記すのが通常の位置ですが、複数の声部が混在する場合はこの限りではありません。

 

◇8分休符の位置

 

     

16分音符

外国語表記

〔sixteenth note〕

解説

「全音符の16分の1の長さを表す音符」

4分音符の符尾の右側にハタが2つ付きます。2つ以上の16分音符が続く場合は、2本の連桁でつないで記すのが一般的です。

 

◇16分音符の長さ比較

 

 

◇連桁のつなぎ方

 

  

16分休符

外国語表記

〔英:sixteenth rest〕

解説

「全音符の8分の1の長さを表す休符」

第1間から第3間の間に記すのが通常の位置ですが、複数の声部が混在する場合はこの限りではありません。

 

◇16分休符の位置

 

   

 

32分音符

外国語表記

〔英:thirty-second note〕

解説

「全音符の32分の1の長さを表す音符」

4分音符の符尾の右側にハタが3つ付きます。2つ以上の32分音符が続く場合は、3本の連桁でつないで記すのが一般的です。

 

◇32分音符の長さ比較

 

32分休符

外国語表記

〔英:thirty-second rest〕

解説

「全音符の16分の1の長さを表す休符」

第1間から第4間の間に記すのが通常の位置ですが、複数の声部が混在する場合は、この限りではありません。

 

◇32分休符の位置

 

   

付点音符

外国語表記

〔英:dotted note〕

解説

「もとの音価の1.5倍の長さを表す音符」

付点が付いた音符の音価の半分の長さが足され、もとの音価の1.5倍の長さを表すことになります。付点は音符の符頭の右側に記します。

 

◇付点音符の長さ

 

 

◇付点音符を連桁でつなぐ場合

 

 

◇付点の位置

 

付点休符

外国語表記

〔英:dotted rest〕

解説

「もとの音価の1.5倍の長さを表す休符」

付点が付いた休符の音価の半分の長さが足され、もとの音価の1.5倍の長さを表すことになります。付点は休符の右側に記します。

 

◇付点休符の長さ

 

複付点音符

外国語表記

〔英:double-dotted note〕

解説

「もとの音価の1.75倍の長さを表す音符」

付点が2つ付いた音符を複付点音符といいます。1つ目の付点で足された音価のさらに半分の音価が足され、もとの音価の1.75倍の音価になります。

 

◇複付点音符の長さ

 

複付点休符

外国語表記

〔英:double-dotted rest〕

解説

「もとの音価の1.75倍の長さを表す休符」

付点が2つ付いた休符を複付点休符といいます。1つ目の付点で足された音価のさらに半分の音価が足され、もとの音価の1.75倍の音価になります。

 

◇複付点休符の長さ

 

ニ全音符

 

外国語表記

〔英:double-whole note〕

解説

「全音符の倍の長さを表す音符」

あまり一般的ではありませんが、2分の4拍子など特殊な拍子の場合に用いられます。小節線を引かない宗教音楽や、現代音楽などにも多く用いられます。

ニ全休符

外国語表記

〔英:double-whole rest〕

解説

「全休符の倍の長さを表す休符」

ニ全音符と同様にあまり一般的ではありませんが、2分の4拍子など特殊な拍子の場合に用いられます。小節線を引かない宗教音楽や現代音楽などにも多く用いられます。

  







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