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コードネーム [英:chord name]

 

ポピュラー音楽での和音の表記法は、和音記号ではなくアルファベットの文字を用います。

 

これをコードネームといい、英語の音名の右側にコードの特徴を示す記号や数字を記して和音の種類を表します。

 

和音の構成音が一目で分かるように記されています。

 

 

 

コードネーム

 

ポピュラー音楽での和音の表記法は、和音記号ではなくアルファベットの文字を用います。これを「コードネーム」といいます。

 

クラシックの和音記号は必ず調との関連性があるので、単に「Ⅰ度」を表していても、どの音を示しているのかを知ることはできません。

 

コードネームではアルファベットの文字で簡単に記すことができ、わかりやすく便利ですぐにどの音を指しているのかを知ることができます。

 

基本的なコードネームの記し方は、その根音の音名をアルファベットの大文字で記します。大文字のM(メジャー)は「A♭M」や「B♭M」などといったように、長三和音であることを示したい場合などに記されることもあります。

 

転回形は示さないのが一般的ですが、最低音(ベース)を記すのに斜線または横線を引いたり、「on G」などの「on」を使用して最低音(ベース)を示す事もあり、和音とは無関係な音の場合もあります。

 

またコードネームは別の記号で示されることもあり、減七の和音「dim7」→「○7」、長七の和音「M7」→「△7」、増三和音「aug」→「+」、短三和音「m」→「-」といったように、省略記号を用いて記譜されている場合があります。

 

 

長三和音 【長三和音は、根音の大文字のみで示されます】
メジャー C D E F G A B
構成音 ド・ミ・ソ レ・ファ#・ラ ミ・ソ#・シ ファ・ラ・ド ソ・シ・レ ラ・ド#・ミ シ・レ#・ファ#

 

短三和音 【短三和音は、根音の大文字の後にm(マイナー)を付けます】
マイナー Cm Dm Em Fm Gm Am Bm
構成音 ド・ミ♭・ソ レ・ファ・ラ ミ・ソ・シ ファ・ラ♭・ド ソ・シ♭・レ ラ・ド・ミ シ・レ・ファ#

 

増三和音 【増三和音は、根音の大文字の後に小文字でaug(オーギュメント)を付けます】
オーギュメント Caug Daug Eaug Faug Gaug Aaug Baug
構成音 ド・ミ・ソ# レ・ファ#・ラ# ミ・ソ#・シ# ファ・ラ・ド# ソ・シ・レ# ラ・ド#・ミ# シ・レ#・ファ

 

減三和音 【減三和音は、根音の大文字の後に小文字でdim(ディミニッシュ)を付けます】
ディミニッシュ Cdim Ddim Edim Fdim Gdim Adim Bdim
構成音 ド・ミ♭・ソ♭ レ・ファ・ラ♭ ミ・ソ・シ♭ ファ・ラ♭・ド♭ ソ・シ♭・レ♭ ラ・ド・ミ♭ シ・レ・ファ

 

属七の和音 【属七の和音は、根音の大文字の右下に小さく7(セブンス)を付けます】
セブンス C7 D7 E7 F7 G7 A7 B7
構成音 ド・ミ・ソ・シ♭ レ・ファ#・ラ・ド ミ・ソ#・シ・レ ファ・ラ・ド・ミ♭ ソ・シ・レ・ファ ラ・ド#・ミ・ソ シ・レ#・ファ#・ラ

 

減七の和音 【減七の和音は、dim(ディミニッシュ)に7(セブンス)を付け足します】
ディミニッシュ・セブンス Cdim7 Ddim7 Edim7 Fdim7 Gdim7 Adim7 Bdim7
構成音 ド・ミ♭・ソ♭・シ♭♭ レ・ファ・ラ♭・ド♭ ミ・ソ・シ♭・レ♭ ファ・ラ♭・ド♭・ミ♭♭ ソ・シ♭・レ♭・ファ♭ ラ・ド・ミ♭・ソ♭ シ・レ・ファ・ラ♭

 

短七の和音 【短七の和音は、m(マイナー)に7(セブンス)を付け足します】
マイナー・セブンス Cm7 Dm7 Em7 Fm7 Gm7 Am7 Bm7
構成音 ド・ミ♭・ソ・シ♭ レ・ファ・ラ・ド ミ・ソ・シ・レ ファ・ラ♭・ド・ミ♭ ソ・シ♭・レ・ファ ラ・ド・ミ・ソ シ・レ・ファ#・ラ

 

長七の和音 【長七の和音は、M(メジャー)に7(セブンス)を付け足します】
メジャー・セブンス CM7 DM7 EM7 FM7 GM7 AM7 BM7
構成音 ド・ミ・ソ・シ レ・ファ#・ラ・ド# ミ・ソ#・シ・レ# ファ・ラ・ド・ミ ソ・シ・レ・ファ# ラ・ド#・ミ・ソ# シ・レ#・ファ#・ラ#

 

 

 

コードネームの概要

 

C Dm Emaj 7

コード・ネーム 〔英:chord name / chord style〕

和音の構成音が一目で分かるように表した記号

 

英語音名と数字などで表され、ジャズやポピュラー音楽を中心に用いられます。

 

楽譜によっては表記に多少の違いがあり、構成音の並びを変えた転回形を使用することもあります。

 

和音の最低音を指定するオン・コードも転回形に含まれます。

コードの転回形

基本形


 

第1転回形

第2転回形


 

メジャー・コード

C

CM、C

外国語表記

〔英:major chord〕

解説

「長三和音」

ルート音、長3度、完全5度で構成される和音。

 

◇構成音

マイナー・コード

Cm

外国語表記

〔英:minor chord〕

解説

「短三和音」

ルート音、短3度、完全5度で構成される和音。

 

◇構成音

メジャー・セヴンス・コード

Cmaj 7

CM7 C7)

外国語表記

〔英:major 7th chord〕

解説

「メジャー・コードにルートから長7度上の音を付した和音」

 

◇構成音

セヴンス・コード

C7

外国語表記

〔英:7th chord〕

解説

「メジャー・コードにルートから短7度上の音を付した和音」

 

◇構成音

マイナー・セヴンス・コード

Cm7

外国語表記

〔英:minor 7th chord〕

解説

「マイナー・コードにルートから短7度上の音を付した和音」

 

◇構成音

メジャー・シックス・コード

C6

外国語表記

〔英:major 6th chord〕

解説

「メジャー・コードにルートから長6度上の音を付した和音」

 

◇構成音

マイナー・シックス・コード

Cm6

外国語表記

〔英:minor 6th chord〕

解説

「マイナー・コードにルートから長6度上の音を付した和音」

 

◇構成音

オーギュメント・コード

Caug

(C(#5) C(+5) C+

外国語表記

〔英:augmented chord〕

解説

「増三和音」

ルート音、長3度、増5度で構成される和音。

 

◇構成音

マイナー・フラット・ファイヴ・コード

Cm(♭5)Cm(-5)

外国語表記

〔英:minor flated five chord〕

解説

「減三和音」

ルート音、短3度、減5度で構成される和音。

 

◇構成音

ディミニッシュ(セヴンス)・コード

Cdim

CCdim7)

外国語表記

〔英:diminished (7th) chord〕

解説

「マイナー・フラット・ファイヴ・コードにルートから減7度上の音を付した和音」

 

◇構成音

ハーフ・ディミニッシュ・コード

Cm7(♭5)Cm7(-5)

外国語表記

〔英:half diminished chord〕

解説

「マイナー・フラット・ファイヴ・コードにルートから短7度上の音を付した和音」

 

◇構成音

アド・ナイン

Cadd9

外国語表記

〔英:added 9th chord〕

解説

「メジャー・コードにルートから長9度上(1オクターヴと長2度)の音を付した和音」

 

◇構成音

サスペンディッド・フォー

Csus4

C7sus4)

外国語表記

〔英:suspended 4th chord〕

解説

「メジャー・コードの3度を半音上げて、ルートと4度音程を作る和音」

一般的には省略して「サス・フォー」と呼びます。また、短7度の音を付した「C7sus4」もよく使用されます。

 

◇構成音

メジャー・ナインス・コード

Cmaj 9

CM 9 C9 Cmaj 7(9)

外国語表記

〔英:major 9th chord〕

解説

「メジャー・セヴンス・コードにルートから長9度上の音を付した和音」

また、ルートから1オクターヴ越えたところにある音はテンションといい、鋭い独特な響きを得られ、テンション・コードと呼ばれます。

 

◇構成音

ナインス・コード

C9

C7(9)

外国語表記

〔英:9th chord〕

解説

「セヴンス・コードにルートから長9度上の音を付したテンション・コード」

 

◇構成音

マイナー・ナインス・コード

Cm9

Cm7(9)

外国語表記

〔英:minor 9th chord〕

解説

「マイナー・セヴンス・コードの上にルートから長9度上の音を付したテンション・コード」

 

◇構成音

様々なテンション・コード

C7(#9) C7(♭13)

C11 C13

外国語表記

〔英:tension chord〕

解説

「構成成音を基本型で並べたとき、ルートから1オクターヴを越えたところにある音(テンション)を含むコード」

右肩にカッコ付きで表記します。

パワー・コード

C5 D5

Comit3)

外国語表記

〔英:power chord〕

解説

「ルートと完全5度からなる和音」

ロックなどによく見られるコードで、ルートと完全5度からなる和音。さらにルートの1オクターヴ上を追加することもあります。3度を省くことから「omit3(オミット・スリー)」と表記される場合もあります。

 

◇構成音

オン・コード

C/G ConG

外国語表記

〔英:on chord〕

解説

「和音の最低音を指示するコード」

分数コードとも呼ばれます。和音の最低音を指示する場合にベースとなる音の音名を分母に、コード・ネームを分子に表記します。また必ずしもコードの構成音が分母として指定されるわけではなく、C/F、C/Dといった場合もあります。

 

◇構成音

クリシェ

C-B-B-A

外国語表記

〔仏:cliche〕

解説

「慣用句」

コード進行の定番パターンの1つで、「慣用句」という意味を持ちます。和音の転回形やオン・コードを用いて、ベース音や内声が半音または全音で動く進行をいいます。

 

◇構成例

ノー・コード

N.C.

外国語表記

〔英:no chord〕

解説

「和音が鳴っていない状態」

ドラム・ソロであったり、演奏している楽器が単音のみであるなど、和音が鳴っていない状態を示します。また複数の音にもかかわらず、和音が特定できない場合も「N.C」を用います。

和音記号

(ディグリー・ネーム)

Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ

外国語表記

〔英:degree name〕

解説

「その調の中での和音の働きを表す記号」

1度音をルートとする三和音をⅠ、2度音をルートとする三和音をⅡのようにローマ字で表記します。調に関係なく和音の機能を表すことができます。

  







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