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終止形 [英:cadence]

 

曲の終りや曲が一段落するときの和音進行の決まった形を終止形(カデンツ)といいます。

 

終止形には完全終止と不完全終止があり、合わせて4種類の終止形があります。

 

 

 

終止形(カデンツ)

 

音楽を形作る要素には、旋律(メロディー)、律動(リズム)、和音(ハーモニー)の3つが特に重要であり、中でも最重要素である旋律は古くから歌のためにありました。

 

歌うためには呼吸が必要であり、息を吸うところでは旋律は一瞬途切れることになります。

 

また歌は歌詞を持つことが多く、詞の切れ目でも旋律は一段落するもので、こうしたある旋律の切れ目までの一区切りをフレーズと呼びます。

 

旋律に和音が付いたときの和音の連なりを和声と呼びますが、こうしたフレーズの終わりには、ほぼ決まった和音が施されることが多いのです。

 

一定の和声の決まりとフレーズの切れ目が結び付くと、何通りかの終止形が生まれ、このように曲が終わる感じや一息つくような感じの和音進行を終止形(カデンツ)といい、次の4つが一般的なものです。

 

 

4種類の終止形

 

完全終止(フレーズがⅤまたはⅤ7⇒Ⅰの和声で終わる場合)

 

 

文章では「ピリオド」にあたり、充分な終止感があります。

 

 

 

変終止(フレーズがⅣ⇒Ⅰの和声で終わる場合)

 

 

通例は完全終止の後に付き、付け足しの感じを持ちます。

 

終止の確認とも言え、讃美歌の終りで「アーメン」を歌うときに必ず用いられるので「アーメン終止」「教会終止」ともいいます。

 

 

 

半終止(フレーズがⅤで止まる場合)

 

 

曲の途中で用いられ、終止というよりは曲中での息継ぎという感じで、文章では「カンマ」にあたります。

 

 

 

偽終止(フレーズがⅤまたはⅤ7⇒Ⅵなどの和声で止まる場合)

 

 

ⅤまたはⅤ7からⅠに進むと見せかけてⅥなどに進行します。

 

本来はⅠに到達すべき期待感が、はぐらかされた感じを抱かされます。

 

 

 

楽譜上での終止形例

 

 

他に、旋律がⅤの和音を伴って完全に終わってしまう「フリギア終止」、短調において終わりだけが長調の主和音となる「ピカルディー終止」、このようなバロック時代にその起源を持つ特殊な終止もあります。

  







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