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変奏形式 [英:variation]

 

変奏形式とは、メロディなどの素材を色々な奏法で変化させながら進行していく形式です。

 

拍子を変えたり長調・短調を切り替えたり、あるいは装飾的な細かい音符で演奏したりします。

 

テーマやフレーズを様々な方法で変化させる変奏の技法によって音楽が展開する形式です。

 

 

 

変奏形式から変奏曲

 

器楽の形式の基礎である複合三部形式に、唯一該当しないのが変奏曲で、歌曲形式の主題を何度も変化させつつ接合させていくのみで、全体として何部形式になるのかを問題視されていないためです。

 

古典派の作曲家たちは装飾(厳格)変奏によって変奏曲を書いています。これは旋律に飾りを付ける方法で、進行度につれ変奏がより華々しくなっていきます。

 

そして、旋律だけではなく伴奏型も変化し、全体の途中では同主調に転調したり、終わりの近辺では速度が低下したりと様々な変奏によって音楽が展開していきます。
拍子が変わることもありますが、主題が離れてしまうことはありません。

 

 

装飾変奏の例

 

 

 

 

装飾(厳格)変奏に対し、ロマン主義の作曲家たちは自由(性格)変奏を書いています。

 

この自由(性格)変奏は、主題のさまざまな要素を性格的に変化させていくことによって、ある変奏では主題と全く違った音楽へと表情を変え、和音や小節数も変化してしまうものです。

 

ベートーヴェンから始まるこの自由(性格)変奏は、その後シューマンをはじめ、ロマン派において大きく発展していきました。

 

拍子や速度の異なる自由な曲の展開に、ベートーヴェンの表現意欲の楽想を感じさせられるものです。

 

ロマン派の後期には、感情の変奏という形にまで変化していき、R.シュトラウスの提唱した変容などは主題の片鱗のみで、ここまで来れば変奏曲と呼ぶにはもう難しいものがあります。

 

その他の変奏としては、バロック期に主流だった低音変奏があります。

 

低音変奏とは、オスティナート(固執低音)と呼ばれるバス(低音)のメロディーが何回も繰り返され都度、上の声部が変えられて続くオスティナートの主題に基づく連続的な変奏です。

 

その低音の動きが踊りの足取りを示すことから、シャコンヌまたはパッサカリアとも呼ばれる舞曲でもあり、低音が重要視されていたバロック時代ならではの作曲法といえます。

 

パーセルやヘンデル、そしてブラームスの変奏曲の中で垣間見ることができます。

  







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