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同質の原理

 

同質の原理は音楽療法の基本的原理であり、音楽によって治療を行う場合、

 

患者の気分と合致した性質を持つ音楽を用いれば、患者はその音楽を受け入れて治療が有効であるという原理です。

 

 

 

同質の原理による音楽効果

 

患者がうつ状態にあるときに励ますことは逆効果であると同様に、陽気な音楽で元気づけることは同質の原理ではなく逆効果となってしまい、音楽療法の意味をなす事はありません。

 

まずは鎮静的な音楽で心を落ち着かせて、自然に受け入れられる態勢を整えることが先決となり、そして次第に陽気なものへ移行するという手続きが必要となります。

 

躁状態の患者には、逆にテンポの速いリズミカルで高揚感のある音楽を与え、音楽と共に興奮することで情動の飽和状態を解消し気分を沈静化させます。

 

心の状態とチューニングのとれた音楽が、こわばって閉ざされた心や固く緊張した心の状態に一瞬の「たるみ」を与えます。この「たるみ」が患者の自己治癒力が働くきっかけを作り、その後の復帰へ向けての第一歩となります。

EBM (Evidence Based Medicine) 科学的根拠に基づく医療

 

医学的治療はEBMの発想に基づいて、より効果的で合理的な医療サービスを行うようにシフトしています。

 

医療システムの管理者や医療費を支弁する第三者機関からの要求や影響が増大している中、日々の臨床的実践の中でその行為の明確さと的確さが求められています。

 

憶測に基づくのではなく実証的にクライエントの問題を把握して、問題解決に向けて働きかけを行うことが必要とされています。

 

従来型の症例見当に基づいて治療法を考案するのではなく、厳密に条件統制を行い、無作為のコントロール試験を行うことによって実証された有効性の証拠に基づいて、基準となる治療法の選定を行い、治療法の選択ガイドラインを作成し、有効な治療法の提供へと発想をシフトしています。

 

従って音楽療法も客観的なエビデンスに基づかなければならず、治療者の興味関心で心理学的な変数を明らかにすることに終始しているものではなく、日本の音楽療法にはEBMという発想を浸透させる必要があります。

 

音楽療法分野においても厳密な検証が行われ、効果の有効性を科学的根拠に基づいて示すことが、重大な論理的課題となっています。

  







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