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音楽療法士

 

音楽療法は音楽心理学と全く反対の状況にあり、音楽療法と呼ばれる分野に必要な知識は実に幅広いことです。

 

 

 

音楽療法士の本質

 

「心理学」「生理学」「医学」・・・音楽に加えてこれらを習得することは極めて難しいことですが、プロフェッショナルの音楽療法士になる為にはこうした知識の習得は不可欠なものです。

 

音楽の実技を専攻してきた人にとっては非常に難関ではありますが、音楽療法士の資格取得を目指す人、あるいは既に資格を取得している療法士の方でさえ学問的知識に通じている人はごく僅かです。

 

音楽療法士は音楽療法を行う力量(実践能力)に加え、音楽療法について研究する力(研究能力)も求められています。音楽を知らない又は医学・生理学などを知らないがために起こる、理不尽な自己中心・自己満足的な研究の音楽療法を防ぐ為にこれらの学問を学ぶ必要があります。

 

同一人物ではないので療法士それぞれの取り組み方が異なっていても問題はないのですが、全く異なるものでは一般に通じる客観性が無くなってしまいますので、「医療」として成立することはありません。

 

治療効果を上げた手法がもう一方では同じ手法にも関わらず同じ効果が期待できないというケースでは、医療や福祉に位置づけられるものではなくなってしまいます。

 

医療に例えると同じ病気に対して処方する薬や治療法が医者によって全く異なるということで、このようなことは医学ではあり得ないことです。音楽療法もメソッド・オブ・トリートメントであり、各疾患に対する基本的な治療法があるのです。

こうした問題の根は深いところにありますが、解決方法の糸口は人材育成にあり、音楽心理学であれば「音楽」と「心理学」の知識を併せ持つ人材を育成し、音楽療法では「音楽と医学」「生理学」「福祉」の知識を持つ人材の育成になります。

 

問題の深い根は音楽の科学的研究の欠如にあります。それは、音楽がなぜ人を感動させるのか、どうして音楽が病気を治すのかについて答えられる人の数からもわかります。

 

音楽療法で必要なことは、音楽がなぜ病を治すのかを科学的に調べることと、音楽がもたらす効果のメカニズムを研究することです。そしてそれを基に臨床応用の方法を確立することです。

 

日本とアメリカの音楽療法に対する根本的な違いとなるのは、科学的であろうという姿勢で、アメリカでは「音楽療法」と呼ばれるものの実態は「治療を達成するための音楽活動」、もしくは「音楽の科学的応用である」といった考え方が通常で日本では数少ないことです。

 

音楽心理学でも言えることですが、音楽の幅広い知識と経験に加え、正しい科学的知識と客観性を持った人材育成が急がれます。

  







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