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コンピュータによる音楽の自動化

 

ピッチ推移の確率を表すマルコフ・チェインを活用すれば、作曲することが可能となる。

 

コンピュータを利用しての自動化により、自動生成システムを構築させることができます。

 

 

 

コンピュータによる自動化

 

実際の楽曲よりマルコフ・チェインを求めることができますが、反対にマルコフ・チェインを活用すれば作曲することが可能となります。

 

コンピュータを利用すれば作風に沿った楽曲を作り出すことも可能となり、音楽における自動化の試みは1950年代にいくつか行われ、童謡や賛美歌におけるピッチの推移確率を求めて、これらの作風の楽曲を実際に制作されています。

 

アメリカのイリノイ大学では、1955年から1956年にかけて「イリアック」と呼ばれるコンピューターを使用して、マルコフ・チェインから自動的に作曲する試みが行われ、『弦楽四重奏のためのイリアック組曲』という楽曲を制作し、初めてコンピューターが作曲した楽曲として残っています。

 

その後も同じような試みが行われていますが、情報理論だけでは実際の作曲家が行うクリエイティブな制作を行うことは難しく、後世に残るような名曲は生まれていないようです。

 

イリアック・ワン

 

 

 

和声課題の自動生成

 

機能和声と対位法は、ポリフォニー音楽における和音の響きと各旋律の独立性を保つために体系化された規則ですが、機能和声を習得するためには多くの和声課題をこなさなければなりません。

 

和声課題は1つの声部が与えられた時に残りの3声部を制作する課題ですが、体系的なルールに基づいていることにより、ある程度プログラム化することが可能です。

 

実際に自動的に生成するシステムの構築が行われており、このシステムではバスにメロディが与えられ、残りの3声部をコンピュータが自動的に生成していくというものですが、単純に機能和声の規則通りに従ったものではなく、和声法に精通している音楽家の評価が取り入れられた、高度な機能和声を生成するシステムとなっています。

 

他には、メロディに対して和音を自動的に付けていくシステムもありますが、単純なメロディの場合は適切な和音付けが可能となりますが、複雑なメロディになってしまうと不自然な和音付けが出てくるという欠点があるようです。

 

メロディの複雑化により楽曲の中での重要な音の判別が難しくなり、自動的に効果的な和音付けができなくなるというものです。

 

バス課題からの自動生成

 

バス課題

 

 

自動生成

 

  







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