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低音部での協和音

 

周波数帯によって、低音部では協和音が協和しないこともあります。

 

協和音程であるはずの短3度や完全5度が、音域によっては不協和音程になります。

 

 

 

低音部での協和音

 

純音の周波数が500Hz以上の領域では、聴覚フィルタの幅(臨界帯域幅)は3半音程度となり、この領域での聴覚フィルタの幅は音程で定めることができます。

 

2つの純音の周波数差が、聴覚フィルタの幅(臨界帯域幅)の1/4になると、最も不協和な感覚になりますが、この最不協和点も音程で定めることができ3/4半音程度となります。

 

従ってこの500Hz以上の周波数領域では、協和不協和になる音程は、周波数に依存せず音程だけで決めることができます。

 

これに対し500Hz以下の領域では、聴覚フィルタの幅(臨界帯域幅)は100Hz程度となり、こちらは周波数差で定めることができ、最不協和点も約25Hzという周波数差で定めることができます。

周波数差で最協和点、最不協和点が定まるということは、周波数帯によって最協和最不協和の音程が異なることになります。このことから周波数帯により、協和音、不協和音の音程が変わってくることがわかります。

 

最不協和音程は、ピアノの中央のC4(261.64Hz)では1.5半音程度ですが、そのオクターヴ下では3半音(短3度)、さらにその1オクターヴ下では6半音(およそ完全5度)になります。

 

このように低音部では、協和音程であるはずの短3度や完全5度が、音域によっては不協和音程になってしまうのです。

 

このようなことから、協和音程が美しく響かない音域の低音域では、3度などの音程はあまり使うことはありません。

  







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