ピッチと周波数 【音楽の勉強・基礎知識/音楽用語・歴史】
周期的な複合音を構成する成分は倍音関係にあります。
メロディやハーモニーを奏でる楽器の音は、一般に周期的な複合音です。
周期的な複合音のピッチは、基本音の周波数で決まります。
基本音の周波数で決まるピッチ
一般に楽器の音は、倍音関係の成分で構成される周期的な複合音で、この音によってメロディやハーモニーを奏でています。
周期的な複合音のピッチは、基本音(最も低い周波数の音)の周波数によって決まります。
ある周期的な複合音でその音の基本周波数が440Hzの場合、A4(440Hz)の音名に相当するピッチが感じられます。
そして周期的複合音のピッチは、基本音のエネルギーが小さい場合や基本音がない場合にも、スペクトルの形状に関係なく、基本音の周波数に相当するピッチを感じることができます。
基本音のみで構成される純音の場合も、その純音の持つ周波数がピッチを決定することになります。
ピッチと周波数の関係
基本周波数とピッチのスペクトル
基本音がない場合と小さい場合