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3度音程の三和音の響き

 

西洋音楽での和音の基本は三和音であり、3度ずつからなる3つの音を三和音といいます。

 

三和音には、長三和音、短三和音、減三和音、増三和音があります。

 

4つの三和音はそれぞれ独特の響きがあり、別々の機能を果たしています。

 

 

 

三和音は3度音程の重なり

 

ある音の上に3度ずつ離れた2個の音を積み重ねると、三和音が出来上がります。ピアノやギターで伴奏するときのコードも三和音を基礎とし、三和音は和音の基本形となり、三和音を構成する3つの音は下から根音第3音第5音と呼ばれます。

 

重ねる3度音程の組み合わせにより、4種類の三和音ができます。長3度+短3度=長三和音、短3度+長3度=短三和音、短3度+短3度=減三和音、長3度+長3度=増三和音の4種類となります。

 

4種類の三和音

 

 

 

 

長三和音と短三和音

 

長三和音は長3度の上に短3度を重ねて形成され、”ド”を根音にすれば「ドミソ」で構成されます。短三和音は短3度の上に長3度を重ねたもので、構成音は「ドミソ♭」となります。

 

長三和音、短三和音とも根音と第五音の音程は、完全五度で違いはありません。

 

この2つの和音に共通している特徴は、根音と第3音、第3音と第5音、根音と第5音がいずれも協和音程になっているため、非常に安定した心地よい響きが得られる和音ということです。

 

なお、長三和音の響きは長音階を連想させる「明るい」「陽気な」印象で、短三和音の響きは短音階を連想させる「暗い」「陰気な」印象の和音となります。

 

 

減3和音と増3和音

 

減三和音は短3度を2つ重ねたもので、”ド”を根音とした場合は「ドミ♭ソ♭」という構成になり、2つの3度音程は協和音ですが、根音と第5音の音程は減5度の不協和音となります。

 

そのため単独では不安定な感じの響きとなり、減三和音の響きには押しつぶされたような印象があるため、不快感を伴うこともあります。

 

増三和音は長3度を2つ重ねたもので、”ド”を根音とした場合は「ドミソ#」という構成になり、2つの3度の音程は協和音ですが、根音と第5音の音程は増5度で不協和音となり、少し間延びしたような不安定な響きとなります。

 

安定感のある長三和音、短三和音から得られるハーモニーは、心地よい響きを作り出しますが、安定した響きだけでは少し退屈してしまいますので、音楽を構成する上での展開面では、和音進行にも多少のアクセントは必要となってきます。

 

減三和音、増三和音の響きも使い方次第では音楽表現を豊かにし、音楽をより奥深いものにしてくれます。

 

 

 

三和音の転回形

 

三和音の最も基本的な配置では、構成する3つの音は下から「根音」「第3音」「第5音」と並び、これらは配置を入れ替えても同じ和音(コード)として機能します。

 

”ド”を根音とした長三和音の「ドミソ」を「ミソド」や「ソドミ」としても、全て同じ和音として利用することができ、三和音の中で最も低い音が根音である場合を基本形といいます。

 

これ以外の音が最低音になる場合を転回形(転回和音)といい、第3音が最低音の場合を「第1転回形」、第5音が最低音の場合を「第2転回形」といい、転回形を用いることで極端にピッチを上下させることなく、スムーズに和音進行を作り出すことができます。また、メロディアスな声部を作り出すことも可能となります。

 

三和音の転回形

 

 

 

三和音のコードネーム

 

4種類の三和音の英語表記では、長三和音はmajor(メジャー)、短三和音はminor(マイナー)、減三和音はdiminish(ディミニッシュ)、増三和音はargument(オーギュメント)になります。

 

ギターなどのコードネームは、この英語名を利用して和音の種類を表しています。

 

ハ長調の長三和音はC(シー)、短三和音はCm(シー・マイナー)、減三和音はCdim(シー・ディミニッシュ)、増三和音はCaug(シー・オーギュメント)といったように表されます。

 

7の和音には「7」を付けて表します。構成音が「ドミソシ♭」の7の和音であれば、C7(シー・セブン)というコードネームで表記し、構成音が「ドミ♭ソシ♭」の7の和音であれば、Cm7(シー・マイナー・セブン)という表記となります。

  







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