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シンセサイザー [英:synthesizer 略:synth]

 

名称の由来は「合成する」という意味で、音波形を自由に創生することを主な目的とします。

 

電子回路を使っていろいろな合成音を作る電子楽器で、多種多様な発音方式が存在します。

 

 

 

シンセサイザーとは

 

鍵盤で弾く形になっているものが多く、回路網の制御の仕方によっては様々な楽器音や自然界の音まで作り出すことができ、コンピューターで制御することもできます。

 

初期の減算合成方式を用いたアナログ・シンセから、現代のデジタル・シンセに至るまで、多種多様な発音方式が存在します。

 

形態も鍵盤を搭載した演奏を目的とするもの、外部機器からコントロールする音源部のみのものなど様々で、デジタル技術によりパソコン上で立ち上がるソフトウェア・シンセサイザーも一般的となっています。

 

シンセサイザーは、20世紀の中頃にアメリカの会社が開発したもので、電子オルガンなどの電子楽器は、音色などを予めセットされているのに対し、この楽器はすべて奏者が自由に調節できるようになっています。ミュージック・シンセサイザーと呼ぶこともあります。

 

 

電気の力で音を作る

 

電子楽器のイメージを大きく変えたのが、1964年に発表されたモーグ・シンセサイザーです。この楽器は電圧で制御可能な発振器やフィルタ、増幅器を利用する仕組みを持ち豊かな表現力を備えていました。

 

発振器としては正弦波、三角波、短形波、ノイズの波形のものが備えられ、フィルタとの組み合わせで多彩な音色の合成を可能とし、音の成長、減衰の過程も制御できるものでした。

 

ただし、初期のモデルは単音のみの出力で利用できる範囲が限られていましたが、後の改良によって複数の音が出せるようになり用途が広がっていきました。初期のものは持ち運ぶことが難しいサイズでしたが、次第に小型化が図られ生演奏でも利用できるサイズへと進展していきました。

 

 

 

デジタル技術の恩恵

 

デジタル技術はオーディオ機器に大きな変革をもたらしましたが、電子楽器にも数々の恩恵がもたらされ、シンセサイザーではデジタル方式が主流になると共に、機能や性能面でも格段の進化を遂げることになりました。

 

現実に存在する音をデジタル方式で録音した、サンプリング音源方式のシンセサイザーは、シンセサイザーの表現力を格段に高めることになりました。この音源が備えられたシンセサイザーは、大抵の割合で録音と編集の機能を備えています。

 

様々な音が予めセットされている機種を演奏するときは、メモリから音のデータを呼び出して演奏しますが、同じデータの場合でも読み出し速度を変えてピッチを変化させれば、違う音として演奏に利用することもできます。

 

シンセサイザーの演奏音は、シンセサイザーらしい合成音を出すことに特徴があるのですが、サンプリング方式のシンセサイザーでは、通常のリアルな楽器の音を出す鍵盤楽器としても利用できるのです。

 

さらなるデジタル技術の発展で生まれたシンセサイザーでは、自然楽器の発生原理をシミュレーションし、物理モデルを構成して音を合成したものがあります。従来のコンセプトとは異なるもので、リアルな楽器音と共に現実には存在しない仮想楽器の音を作り出すことも可能としています。

  







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