ベース余弦のミュートと消音|他の弦に伝わる現象~初心者入門編【ベース基礎・基本】
音を出さないことは、音を出すことと同じ大切さであり、二つが合わさり一つの要素として機能しますので、弾かない時のセンスも磨いておきましょう。
これらのセンスは、実音と対比している休符の使い方と、「発音」と同様に「切音」のタイミングにも十分に気を配っていることなどが挙げられます。
余弦ミュートと消音
ギターやベースなどの弦楽器では、音を奏でている弦だけではなく、その他の弦にも振動が伝わり、他の弦全体が僅かに振動するという現象が起こってしまいます。
具体例では、左手は押弦せず全く触れない開放弦状態にして、3弦の開放弦を弾いた場合、弾いた3弦は当然大きく発音しますが、間もなくすると他の弦の振動が雑音となり僅かながら入り混じってしまいます。
開放弦の音だけではなく、通常の演奏でポジションを押弦して弾いたとしても、その弦以外に全く触れていない場合は、開放弦の時と同様の現象を引き起こします。
他の弦に伝わる現象
ベース音の性質上、この楽器は押弦している弦以外の余った弦を、常にミュートしておく必要性があります。
認識不足のために引き起こすこの現象は、未然に防げることができますので、不要な音を発してつまらない演奏に陥らないよう十分に気を付けましょう。
初めの頃は致しかねない事ですので、気を配っていることが大切であり、その姿勢はやがて実を結ぶことになるでしょう。
余弦ミュートと同様に重要なポイントが消音です。それまで弾いていた音を残したまま次の音を弾いてしまわないように、前の音を消す必要があります。
開放音は特に残ってしまうことがありますので、次の音へ移る前にしっかりと、これまでの音を止める意識を持つようにしましょう。