古代エジプト

ユーラシア大陸とアフリカ大陸を流れる大河の流域に文明が生まれたのは、紀元前4000年~2000年頃と言われ、その中でもヨーロッパに近い場所で発生したのがナイル川流域の「エジプト文明」と、ティグリス川とユーフラテス川流域に起こった「メソポタミア文明」です。

この2つの文明の誕生は紀元前3000年頃と考えられています。紀元前1550年頃に始まった新王国と呼ばれる時代は、古代エジプトが最も栄えた時代とされています。

その始まりとなった紀元前1400年前後の第18王朝の第8代ファラオのトトメス4世の初期に、天文観測係をしていた貴族ナクトの墓には葦(あし)で作られた2つの管からなるダブル・オーボエや、楕円形の銅に長い棹(さお)が付いた弦楽器リュート、弓型の大型のハープを演奏する女性音楽師たちの姿が描かれています。

その他にも古王国時代から使われていた打楽器類を始め、金製のトランペット、弦を弾いて演奏する竪琴リラ、角型のハープなどの楽器が使われていたとされます。

古代エジプトにおいて音楽は国家的な祭礼や農耕に関わる祭典、宗教的な儀式などで重要な役割を担っていたと考えられます。また、楽器や歌の習得を中心に音楽教育にも注力していたとされています。

<ナクトの墓に描かれた3人の女性音楽師>

古代メソポタミア

世界で最も古い文字とされる楔(くさび)形文字。紀元前3500年頃、楔形文字を使っていたとされるシュメール人は、暦の発見や車輪、鍬、灌漑(かんがい)技術、帆船などの発明にも関わり、その後の文明の基礎を形作った民族であるとも言われています。

シュメール人が残した文献の中には音楽についての記述が度々登場し、そこには「ラガシュ(都市国家)の大寺院には合唱団を司る責任者、男女の何組かの歌手、奏者の訓練を行うもう一人の責任者がいた」と書かれていました。

そして、各地の都市国家の大きな寺院にはこのような音楽教育組織が併設されていたようです。
シュメール人たちが残した数多くの粘土板には、人の創造や世界の始まり、大洪水について語る叙事詩も書かれており、この内容は後の旧約聖書の「創世記」につながるものでした。

「創世記」の第4章第21節には、「その弟の名はユバルといった。彼は琴や笛を執るすべての者の先祖となった」という音楽を司る者の祖先となった人物について書かれています。

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