ヴァイオリン協奏曲集《四季》から 「夏」 第3楽章 Op.8-2【ヴィヴァルディ】~音楽 四季 春/夏/秋/冬
激しく厳しい峻厳な雰囲気の『夏』
ヴィヴァルディの協奏曲集「四季」の第2番「夏」は、ヨーロッパ特有の夏の気候もあり、3つの楽章どれもがどんよりとした抜け切らない印象で、少し傾向が異なる『夏』を感じます。
第3楽章は特に峻厳な雰囲気で夏より冬を想わせる雰囲気が漂っており、「冬」の第1楽章と並び、「四季」の全12楽章の中で激しく厳しい音楽です。
- 「夏」第3楽章のソネット【Sonnet】
“わるい予感があたったかのように恐ろしい稲妻、雷鳴がとどろき、霰さえ降り出す。せっかく実った作物も叩きつけられてしまう”