ヴァイオリン協奏曲集《四季》から 「秋」 第1楽章 Op.8-3【ヴィヴァルディ】~音楽 四季 春/夏/秋/冬
ストラディヴァリが生み出す楽器の豊かな音に大きく影響
17世紀後半から18世紀初頭、イタリア北西部のクレモナで活動したストラディヴァリは、ヴァイオリンを始めとする弦楽器の名器として君臨するストラディヴァリウスの製作者。
時を同じくしてヴェニスで活躍していたのがヴィヴァルディで、彼はストラディヴァリが生み出す楽器の豊かな音に大きく影響されたと言います。
ストラディヴァリはアマティに師事し、独創性を加えた弦楽器は革命をもたらし、それに呼応するかのようにヴィヴァルディも優れた作品を生み出していきました。
ヴィヴァルディの代表作である協奏曲集『四季』はおよそ1720年ごろの作品で、2011年にストラディバリウスの最高値がついた「レディ・ブラント」は1721年製ですので、同時期による活躍がうかがえます。
『四季』は作曲から約5年後の1725年にオランダで出版され、1940年頃に再発見されました。
- 「秋」第1楽章のソネット【Sonnet】
田園の詩。農夫たちは収穫のよろこびを祝い、踊り、酒を飲んで楽しんでいる。