ゲオルク・フィリップ・テレマン~バロック音楽 ドイツ作曲家・音楽家の解説 作品の曲 【Georg Philipp Telemann】 (1681-1767)
ゲオルク・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Telemann, 1681年3月14日 - 1767年6月25日)は、後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家であり、生前は同時代の作曲家であったバッハやヘンデルより人気と名声のあった作曲家とされます。
彼の作品は優に4000曲を超えベーレンライター社から作品集が出版されていますが、同時期に始まった新バッハ全集がずっと以前に終わり今は補遺版の刊行が行われているのに比べて、いまだに整理がしきれていません。
マルティン・ルーンケによるテレマン作品目録(TWV)、ヴァルター・メンケによるテレマン声楽作品目録(TVWV)があり、オペラ20曲、室内楽200曲、協奏曲100曲、管弦楽130曲、受難曲46曲、教会カンタータ1000曲という膨大な作品を残しましたが、その中心は器楽作品となっています。
晩年になっても創作意欲が衰えず、晩年の作品にはトリオソナタの編成で『ディヴェルティメント』と記されたものも含まれています。
日本でも人気は高く、日本テレマン協会は1969年に発足(当時は大阪テレマン協会)、これはこの種の作曲家名を冠する団体ではかなり古い部類に属します。