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「エア」 ト長調 Z.641 【パーセル】~音楽作品 名曲と代表曲

 

 

自由で独特の趣きのあるパーセルの音楽

 

バロック音楽の全盛時代に活動したパーセルのイギリスは、当時「イタリア」「フランス」「ドイツ」などに比べて決して音楽が盛んとは言えない国でした。

 

ルネサンス時代の吟遊詩人ダウランドが活躍したイギリスは、どちらかと言えば音楽の先進国でありましたが、クロムウェルの共和制時代に音楽が禁止された背景もあり、パーセルさえ聴けば事足りるとまで言われたバロック期のイギリスでした。

 

当時の「フランス」「イタリア」の音楽をイギリスの伝統に融合させたようなパーセルの音楽は、自由で独特の趣きがあります。「エア」も小曲の一つで外国が由来の舞曲です。

 

ヘンリー・パーセルは僅か36年の生涯でしたが、作品数は800にも上り、鍵盤音楽においても自由で独特の趣きがあるパーセル音楽の片鱗が覗えます。

 

叔父から音楽教育を受けて9歳で作曲を始めたと言われ、20代には礼拝堂のオルガニストを務め、同時に宗教曲を書き始めます。

 

そして30代に突入する1680年代の終盤頃から、後の代表作となるオペラや劇音楽の作曲を始めます。

 

 

 
  




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