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《平均律クラヴィーア曲集》 第1巻 第1曲 プレリュード ハ長調 BWV.846【バッハ】~音楽作品 名曲と代表曲

 

 

 

グノーの「アヴェ・マリア」の原曲にもなった名作

 

「平均律クラヴィーア曲集」第1曲のハ長調プレリュードは、グノーの「アヴェ・マリア」の原曲にもなった名作です。

 

バッハが音楽教育のために鍵盤曲集を作曲したのが2巻からなる「平均律クラヴィーア曲集」で、一対のプレリュードとフーガが書かれています。

 

19世紀の大指揮者ハンス・フォン・ビューローが「音楽の旧約聖書」と称したこの「平均律クラヴィーア曲集」は、ハ長調から最後のロ短調まで24全ての異なる調によって正確に順を追って作品が並んでいます。

 

バッハ自身は「勉強熱心な音楽学生はもちろん、熟練者も楽しめるように編集した」と述べています。

 

鍵盤楽器は16~17世紀までほぼ純正律で調弦されていて、純正律は特定の調では綺麗に響きますが、それ以外の調では濁ってしまうという問題がありました。

 

これを解決したのが1オクターヴを12の半音に均等に分けた平均律で、転調や異なる調を同じ楽器で演奏を可能にしたりと、平均律の登場でより自由な表現が可能となりました。

 

 

 
  




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