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歌曲集《冬の旅》から 「菩提樹」 D.911-5【シューベルト】~音楽作品 名曲と代表曲

 

 

世界の愛唱歌としても有名な第5曲「菩提樹」

 

シューベルトが死を迎える前年に書かれた「冬の旅」は、1827年の作品で前編後編それぞれ12曲からなる全24曲の歌曲集です。

 

この曲は『美しき水車小屋の娘』の4年後に作曲された、シューベルトにとって2番目の歌曲集であり、彼が残した歌曲の中でも最高かつ最大の傑作です。

 

ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集で、恋に破れ街を捨ててさすらう若者をテーマにしています。

 

民謡調の旋律もごく限られた曲にしか現れず、長短両調を巧みに使い分けて心理描写に訴えるところが極めて大きく、形式的にも有節歌曲は少なく、通作形式によって詩の表現力を著しく高めており、ピアノ伴奏も歌と有機的に結びつけられています。

 

第五曲の「菩提樹」は、民謡風の調べによる有名な曲で、若者はリンデンバウムの木陰でつかの間の憩いをとりますが、やがてその慰めを振り切って街を出ていきます。

 

 

 
  




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