チャイコフスキー:組曲《くるみ割り人形》から 第1曲 「序曲」 Op.71a-1

チャイコフスキー「三大バレエ音楽」の最後に位置する名作

バレエ音楽の名作《くるみ割り人形》は1892年に作曲され、チャイコフスキーのいわゆる「三大バレエ音楽」の最後に位置する作品です。

チャイコフスキーは1893年に謎めいた急死を遂げているので、結果的にこの『くるみ割り人形』の作品は、死の前年の作品ということになりました。くるみ割り人形とは、人形の形をした胡桃を割る道具のことです。

バレエ音楽《くるみ割り人形》の物語は、ドイツ・ロマン派の風変わりな詩人・小説家で、音楽家でもあったE・T・A・ホフマンの童話から採用されました。

✅市会議員のシルヴァーハウス家の娘クララは、クリスマスのプレゼントとして軍人の形をした「くるみ割り」をもらう。

それを兄のフリッツがいたずらをして壊してしまうのだが、クララはいたわって寝かしつける。

-その夜のクララの夢-

ネズミの大軍が押し寄せてきて、くるみ割り人形率いる鉛の兵隊と戦いを始める。最後には、ネズミの王様とくるみ割り人形の一騎討ちとなるが、傷ついているくるみ割り人形を助けるべく、クララがスリッパを投げたのでネズミの大軍は退散してしまう。

すると、くるみ割り人形は立派な王子に変身し、クララをお菓子の国へと導いていく。そこで、様々なお菓子の精が魅惑的な踊りを披露しながら両者を歓迎してくれる。

ファンタジックな情景が次から次へと繰り広げられていくのだが、やがて朝がきてクララの夢は覚めるのである。

すでによく知られたお話で、実際の台本はホフマンの原作をデュマが仏訳したものをもとに書かれ、台本はプティパが担当しました。

チャイコフスキーが作曲した数多くのワルツの中でも、特に親しみやすい名曲として知られている『花のワルツ』、エキゾティックな魅力を備える『コーヒー~アラビアの踊り』や『お茶~中国の踊り』、可憐な『こんぺい糖の踊り』など、チャーミングな曲がズラリと勢揃いしています。

いかにも、美しい踊りの音楽を書かせては、並ぶ者がいなかったほどの名手チャイコフスキーの特色が遺憾なく発揮された名曲といえます。

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