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組曲《くるみ割り人形》から 第4曲 トレパーク(ロシアの踊り) Op.71a

 

 

 

チョコレートの精が夢のお城で踊るシーンで流れるトレパーク

 

1890年の『眠れる森の美女』は、プティパの振付とチャイコフスキーの作曲で成功を収めました。マリンスキー劇場の支配人であったイワン・フセヴォロシスキーは、次作としてドイツのE.T.A.ホフマンの童話 『くるみ割り人形とねずみの王様』 を原作とするバレエを構想し、再度チャイコフスキーに作曲を依頼しました。

 

筋立てはホフマンの童話に基づくデュマの小説に依拠しており、マリウス・プティパが台本を手掛け、前作と同様に振付も担当する予定でした。しかしプティパはリハーサル直前に病気で退いてしまい、振付は後輩のレフ・イワーノフに委ねられることになりました。

 

プティパとフセヴォロシスキーに挟まれる立場に立ったイワーノフは、非常な苦労を重ね完成までこぎつきました。初演はサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で1892年12月18日に行われました。

 

観客の反応はまずまずで、主題が弱いという評などもあり大成功とまではいきませんでした。ポピュラーな作品になるまでに少し時間を要したといいます。

 

1891年から92年にかけて書かれた《くるみ割り人形》は、1893年にチャイコフスキーが亡くなる前の最晩年の作品です。

 

この頃チャイコフスキーは、長期間に渡って文通を行い、14年間に及ぶ多額の年金をチャイコフスキーに与えていた富裕な未亡人フォン・メックとの突然の絶縁があり、精神的にとても不安定な状態にありました。

 

そのような心情にも関わらず、チャイコフスキーは子どもの世界を大人の客観的な視線で描いた《くるみ割り人形》を書き上げました。

 

トレパークとはロシアの農民の踊る2拍子の激しい踊りのことで、バレエではチョコレートの精が、この曲に合わせて激しくコサックの踊りを披露します。

 

 

 
  







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