バレエ組曲《くるみ割り人形》 Op.71a から 「花のワルツ」【チャイコフスキー】~音楽作品 名曲と代表曲
ウィーン風のワルツに乗せてハープのカデンツァが描く美しき花々の輪舞
第8曲「花のワルツ」はバレエ音楽に留まらず、クラシック音楽の全体の中でも非常にポピュラーな曲であり、単独で演奏されることも多い作品です。
組曲中で最も人気の高い「花のワルツ」は、デコレーションクリームの精たちが踊る場面で流れます。
序奏では、美しいハープのカデンツァ(即興的独奏)に始まり、続いてホルンにより主題が提示され、そして弦による有名なワルツの旋律に入ります。
さらにフルートがウィーン風のメロディーを提示し、情熱的なヴィオラ・チェロが続いていき、大交響楽的なクライマックスを迎えます。