ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 第3楽章

壮大なスケルツォでトライアングルが使用される第3楽章

18世紀後半のウィーン古典派以来、交響曲は主にドイツ=オーストリア文化圏の中で創作されていますが、19世紀はシューマンやブラームスの諸作に見られるように、ドイツ・ロマン派的色彩を濃くし、結局のところドイツ国民主義的交響曲を生み出すことになりました。

これは交響曲という古典的・抽象的形式性に、ロマン主義というドイツ的・民族的心情が融合した結果の産物であり、同様のことがドイツ=オーストリア文化圏の周辺でも起こりつつありました。

その一つの具体的現れが、古典的性格とボヘミアの民族性を一体化させたドヴォルザークの交響曲で、なかでも「第8番」や「第9番」がそれにあたります。

なお、このような民族的な交響曲の系譜は、ソビエト=ロシアではチャイコフスキーからショスタコーヴィチへと受け継がれ、その他の国でもヤナーチェク、シベリウスなど幾多の作曲家によって書き継がれていくことになります。

後年、ドヴォルザークは「新世界より」について、「もしアメリカへ行かなかったら、この曲は生まれなかっただろう。」と語っています。

交響曲第9番「新世界より」は、親しみやすさと風格を併せ持つドヴォルザーク最大の傑作となり、この曲は着手から初演までが1893年の僅か1年の間に全て行われ、異例の速さで進行して行きました。

1893年12月15日に楽譜が出版され、初演は1893年12月16日、ニューヨークのカーネギー・ホールにてアントン・ザイドル指揮のもと、ニューヨーク・フィルハーモニック協会管弦楽団によって行われ、大成功であったと伝えられています。

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