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弦楽セレナーデ ホ長調 Op.22 第1楽章【ドヴォルザーク】~音楽作品 名曲と代表曲

 

 

若き日に描いた親しみやすく美しい音楽

 

《弦楽セレナーデ ホ長調》Op.22は、1875年に作曲されたドヴォルザークが34歳の時の作品で、初演は翌年の1876年にプラハで、アドルフ・チェフ指揮プラハ・フィルハーモニー管弦楽団によって行われました。

 

比較的初期に属する作品で、34歳の青年が僅か12日間程度で書き上げた若き日の名作で、今日でも人気のあるドヴォルザーク作品の一つです。

 

1875年はドヴォルザークにとって実り豊かな年でもあり、この頃のドヴォルザークは国費奨学生に合格した僅か3ヶ月後で、ウィーンから奨学金を授与され生活も安定していました。

 

これにより《交響曲 第5番》やいくつかの室内楽曲を完成させることができ、このセレナーデもそのうちの一つです。

 

楽器編成は弦五部という室内楽的にこじんまりとしたもので、全体は5つの楽章によって構成されています。

 

各楽章とも美しい旋律に満ち溢れており、またドヴォルザークのいつもの作品に共通している民族色が随所に示されているのも印象的です。

 

第1楽章の冒頭に出る抒情的な主題が、最後の第5楽章のコーダの前にもう一度再現し、全体を有機的な関連性の中で捉えようとする、ドヴォルザークなりの構築的なものへの指向があることも見逃せません。

 

若々しいドヴォルザークの豊かな音楽性を心から満喫できる佳曲と言えます。なお、ドヴォルザークはこの約3年後の1878年にもう1曲『セレナード ニ短調』Op.44を作曲しており、こちらは管楽器のための作品になっています。

 

 

 
  





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